今日の記録は、モハP チャンネル より、
【ノルウェーが政府系ファンド取り崩しを増額!】
という動画を参考にします。
モハPチャンネルは、国際的なニュースや経済ニュースを
元機関投資家という視点で解説するチャンネルです。
世界最大のソブリンファンドの取り崩し
についての解説を記録しておきます。
【動画の構成(個人的に作成)】
■取り崩し額の変化
■ファンドの経緯
■政府予算と引出し
■取り崩しのルール
■石油産業とノルウェーの経済と財政
■ノルウェーの矛盾
【学び&参考になった点】
■取り崩し額の変化
・ノルウェー政府が、年金基金グローバルの資金取り崩しを増加させた
2025年 5300億クローネ(530億ドル)
2026年 5800億クローネ(580億ドル)
公共支出を賄うために
■ファンドの経緯
・1970年代から運用が始まり、ずっと資金を増やしてきた
・運用資産は、増加しており現在は2兆ドル規模
・資産の6割が株式で、資産の半分は米国への投資
■政府予算と引出し
・2016年以降、取り崩しが始まった
・政府予算の1/5を取り崩しによって賄っている
・原油価格が下がると石油関連事業からの収入が減り、税収も減る
・そのため、公共支出を賄うために取り崩しを増やしている
■取り崩しのルール
・ファンド全体の3%を上限とする
・2026年の取り崩しは、2.8%となる見込み
■石油産業とノルウェーの経済と財政
・2026年の政府石油関連事業の収入は、660億ドルを想定
■ノルウェーの矛盾
・石油を世界に輸出することで利益を得られる国なのに、
脱炭素を推進する政党の支持率が高まっている
・脱石油によって、経済も財政も打撃を受けることになる
・イスラエルへの投資をやめたり、米国キャタピラー株の保有を減らした
しかし、米国投資の比率は高い
【私の感想】
・設定していた取り崩しルールですが、
その上限にすぐに達してしまう状況にあり、今後の方針に関心が高まります
・打開策はあるのでしょうか、
日本も学ぶところがありそうですね
・資源国として、1970年以降潤ってきた国であり、
歳出削減をすることは非常に難しいのだと邪推します
・ノルウェーも中東も石油で潤ってきただけに、
石油価格の下落局面での苦しさがあるのでしょうね、
石油利用がいずれ終わるまでに、
どのような産業革新ができるのでしょうか
とても難しい課題だ思います
ありがとうございます
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