2025-11-01

ノルウェーの政府系ファンドが取り崩しを増やして上限ギリギリへ


今日の記録は、モハP チャンネル より、

【ノルウェーが政府系ファンド取り崩しを増額!】

という動画を参考にします。



モハPチャンネルは、国際的なニュースや経済ニュースを

元機関投資家という視点で解説するチャンネルです。


世界最大のソブリンファンドの取り崩し

についての解説を記録しておきます。




【動画の構成(個人的に作成)】


■取り崩し額の変化
■ファンドの経緯
■政府予算と引出し
■取り崩しのルール
■石油産業とノルウェーの経済と財政
■ノルウェーの矛盾



【学び&参考になった点】


■取り崩し額の変化

・ノルウェー政府が、年金基金グローバルの資金取り崩しを増加させた
 2025年 5300億クローネ(530億ドル)
 2026年 5800億クローネ(580億ドル)
 公共支出を賄うために


■ファンドの経緯

・1970年代から運用が始まり、ずっと資金を増やしてきた
・運用資産は、増加しており現在は2兆ドル規模
・資産の6割が株式で、資産の半分は米国への投資


■政府予算と引出し

・2016年以降、取り崩しが始まった
政府予算の1/5を取り崩しによって賄っている
・原油価格が下がると石油関連事業からの収入が減り、税収も減る
・そのため、公共支出を賄うために取り崩しを増やしている


■取り崩しのルール

・ファンド全体の3%を上限とする
・2026年の取り崩しは、2.8%となる見込み


■石油産業とノルウェーの経済と財政

・2026年の政府石油関連事業の収入は、660億ドルを想定


■ノルウェーの矛盾

・石油を世界に輸出することで利益を得られる国なのに、
 脱炭素を推進する政党の支持率が高まっている
脱石油によって、経済も財政も打撃を受けることになる
・イスラエルへの投資をやめたり、米国キャタピラー株の保有を減らした
 しかし、米国投資の比率は高い



【私の感想】


・設定していた取り崩しルールですが、
 その上限にすぐに達してしまう状況にあり、今後の方針に関心が高まります

・打開策はあるのでしょうか、
 日本も学ぶところがありそうですね

・資源国として、1970年以降潤ってきた国であり、
 歳出削減をすることは非常に難しいのだと邪推します

・ノルウェーも中東も石油で潤ってきただけに、
 石油価格の下落局面での苦しさがあるのでしょうね、
 石油利用がいずれ終わるまでに、
 どのような産業革新ができるのでしょうか
 とても難しい課題だ思います



ありがとうございます

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