2026-02-24

日本外交の劣化 ~再生への道~

 

日々の読書から、おすすめを紹介します。今日は、

日本外交の劣化 ~再生への道~

2024年5月初版




1.著者


山上信吾

 前駐豪特命全権大使。米国、英国などでの経験多数

 1984年 外務省入省

 2007年 茨城県警本部警務部長



2.どんな期待を持って読んだか


pivotや楽待での動画を観て、

かつての外務省時代の仕事のことや、

考え方を理解したいと思ったので、読んでみました。



3.構成


第1部 日本外交劣化の現実

第2部 なぜここまで劣化したのか?

第3部 再生への道



4.全体的な所感


オーストラリアでの経験はもちろん、

米国、英国での経験なども知ることができます。


個人的には、県警での経験と、警察と外務省との仕事の違いなどを

比較した内容が非常に興味深く感じました。



5.個別の印象的な内容


第1部では、

ロシア、中国、米国、韓国、中東との近年の外交を中心に、

劣化の内容を具体的な事例をもって多く紹介しています。

若干悲観的になりがちですが、外交の実情も知ることができました。


第2部では、

外交が劣化した背景を、個人的・組織的な要因として、

これまた具体的な事例をもって多く紹介しています。

「遺書」と著者が述べる覚悟がよくわかります。

個人的な要因としては、情報のインプット・アウトプット、日の丸を背負う気概、

組織的な要因としては、ロビー活動、事なかれ主義、無責任体質、

外務省としてのプレゼンス低下や規律の弛緩、など視野広く展開されています。


第3部では、

第2部を解決するための各種提案がなされていました。

最終的には一人ひとりの変革が再生につながるのだと思いますが、

私は、組織としての経年劣化や制度疲労などが真因であり、

その修正には長い時間が必要になってしまうと危惧します。



6.おススメな人はどんな人か


外交という仕事に興味を持っている人や、

国際情勢を支える仕事を理解したい人におすすめです。


私も学生時代に本書に出会っていれば、

外務省に入りたいと気持ちが高ぶったと思います。

しかし一方で、入省したら

必ず現実の目の前の作業に翻弄されるのだろうと思います



ありがとうございました、

下記のバナーを押していただけると、AIに頼らず駄文を作成する気持ちになります。

にほんブログ村 その他生活ブログ FIRE(40代)へ にほんブログ村 投資ブログ 億り人へ 

2026-02-23

通信制サポート校に期待します ~やりたいことを能動的に学ぶために~

 

日々、複数視聴した動画の中から、おすすめを紹介します。

今日は、安野貴博 の個人チャンネル

【夢を持てない子ども?AI時代に取り残されないためのキャリア教育とは?【成田修造さん対談】 】

の動画です。



安野貴博氏が、成田修造氏に、

開校した高校や、教育に対してインタビューする内容で、

納得する点が多かったので、

記録しておきます。



【目次】


■学生時代の疑問

■通信制サポート校という仕組み

■今の教育

■HR高等学院が目指すもの

■子供がやりたいことを見つけるために

■教育の未来



【学び&参考になった点】


■学生時代の疑問

・中学受験から就活まで、規制の中の枠組み(偏差値・就活)

 の話題ばかりしているでしょ

大学の4年間をちゃんと成長できている人は少ないと感じる


■通信制サポート校という仕組み

HR高等学院という通信制サポート校の共同設立者となった

 ドコモからスピンアウトしたリプレイスという会社

一条校は、教育指導要領に縛られていて変えにくいし、

 リアルな校舎が必要

・例えば、N高は一条項であり、校舎を持つ必要があり20億円とか必要


■今の教育

・AIによって、個人に合わせたティーチングが簡単にできるようになった

・人間がすべきは、コーチングだと思う

・学校が育てたい人材と、企業が育ててほしい人材に大きなギャップがある


■HR高等学院が目指すもの

・就職で成功?するためには、大卒という肩書が不要になること

・高卒でも大企業に採用されていくことが当たり前になること

・スタートアップも高卒の能力ある人を採用すればいい


■子供がやりたいことを見つけるために

・やはりきっかけとなるインプットが必要だろう

 少しやってみて、好きならもっと学びたいと思うから

・人生を楽しめているためには、越境すること

 知らない世界に飛び込んでみること(引っ越しもその一つ)


■教育の未来

・日本の初等教育の公教育は、すばらしいので、現在のままでよいと思う

 小学生は、集団生活をしたり、

 「読み書き算盤」が効果的になされているから

・日本の中等高等教育は、時代にあっていないので大きく変化すべき

 個人の興味やレベルによって、学び方が変わるはずだし、

 社会との接点、実学を学ぶ必要性を感じる



【私の感想】


・大学4年間の、単位をとるための授業のほとんどは、

 学生の成長にあまり貢献していないと思うので、

 成田氏の主張に大いに賛同します


・だから、大学の授業に出るよりも、

 社会にでて多様なな経験をする方が

 人生を有意義にできると思います


・ベネッセ、リタリコなども高校をつくっているのですね、

 これからの子供たちは、勉強以外の面から学校を選択できるといいですね

 そして、そのボトルネックが親のマインドチェンジになりますね


・こういうことに自分も投資したいと思っています



ありがとうございます。

下記のバナーを押していただけると、うれしいです。

にほんブログ村 その他生活ブログ FIRE(40代)へ にほんブログ村 投資ブログ 億り人へ にほんブログ村 動画紹介ブログ いろいろな動画へ

2026-02-22

情報操作しやすい民主主義 ~開かれた社会と閉じた社会~


日々の動画視聴から、おすすめを紹介し、

自分の感想を中心にまとめます。


今日は、pivot の

【【中国”浸透工作”の手口】興梠一郎×小谷賢】

です。



サイバー攻撃や情報操作の現状を理解する内容だと思いましたので、

記録しておきます。



【目次】


■中国からのサイバー攻撃

■サイバー人材の教育・数

■情報操作しやすい民主主義

■情報操作の活動

■ロシアのハイブリット戦

■中国とロシアの工作活動

■日本のインテリジェンス



【学び&参考になった点】


■中国からのサイバー攻撃

・情報を盗んだり、HP改ざんの時代は終わり、

 民間の弱い所に入って国のインフラを攪乱する

・台湾へのサイバー攻撃は、

 2025年は、250万回/日にまで増加

・日本へのサイバー攻撃

 2025年は、700万回/日にまで増加

 (代表的なのは、アサヒビール、アスクルへの攻撃)


■サイバー人材の教育・数

・日本では、サイバー人材の教育は未整備で

 技術者の話であり、彼らに任せておけばよいという姿勢

・中国や北朝鮮では、予備校みたいな感じで育成している

 さらに、少年犯罪者などもスカウト・教育して利用する

・サイバー部隊は、日本0.2万人、米国0.6万人、中国3万人


■情報操作しやすい民主主義

民主主義は、言論が開けた社会のためそのリスクが大きいが、

 社会主義は、そもそも言論が閉じた社会であり、リスクがない

・民主主義は、言論が自由なので情報操作がしやすい

・民主主義国では、民意を操作すれば政治家が従うと

 ロシアや中国は考えて情報操作をしている

・日本は、主要国が禁止しているプロパガンダメディアも

 野放しのまま(ロシアトゥデイスプートニクなど)

・日本人は、打ち合わせを繰り返しては、

 「参考にします」「検討します」を繰り返している泣

・どのニュースもポジショントークをしているだけだと思うほうがよい

 WSJチャイナデイリー(中国共産党の英字新聞)の

 ポジションも知らずにキャリーしている媒体も多いし


■情報操作の活動

五毛党とは、共産党配下のネット世論誘導集団であり、

 ネットへの書き込みを5毛(0.5元)/件で請け負っていた

TikTokは、中国発アプリだが中国国内では見れない

 中国の外向けの情報操作のためのアプリでしかない

メリオレーターとは、ロシアのプロパガンダ拡散ソフトであり、

 AIを活用して自動生成・自動投稿を繰り返し世論を形成する


■ロシアのハイブリット戦

・2014年のクリミア戦争では、大成功した

 クリミアのテレビやネットを遮断し、ラジオだけ残した

 情報操作をした後に、特殊部隊が侵攻して簡単に占拠してしまった

・2022年のウクライナ侵略では、失敗した

 欧州がクリミアでの失敗から学び、対抗できたから


■中国とロシアの工作活動

・同じ点は、

 共産主義・社会主義の組織を攻撃先の国に作る

・違う点は、

 中国は、偽情報の割合が高く、中国人すら信じていないが、

 ロシアは、偽情報の割合が低く、より巧妙だ


■日本のインテリジェンス

・2026年にようやく、各省庁のインテリジェンスを統括する

 国家情報局を設置する予定(根拠法も)

・1952年にできた内閣情報調査室(内調)ままだった

 権限が弱すぎて、情報を集められていない

・短命の総理大臣は、インテリジェンスに興味がなかったので、

 下からも情報をわざわざあげなくなってしまっていた

・インテリジェンスの人材は、

 少数精鋭といわれる英国MI6は 0.4万人

 米国のCIAであれば2万人

 ロシアのFSBや中国の国家安全部は、20万人


【私の感想】


・世界の情報操作の現状を具体的な数値をもって、

 学べる動画でありがたいですね


・中露が民主主義を攻撃しやすいという構造的な理解はできますが、

 英米が長らく活動してきたことから、日本も学んでいけると思っています


・長期の国家戦略として大事な内容だと思いますので、

 高市政権が長期政権となり、しっかり対応していただきたいです



ありがとうございます。

下記のバナーを押していただけると、うれしいです。

にほんブログ村 その他生活ブログ FIRE(40代)へ にほんブログ村 投資ブログ 億り人へ にほんブログ村 動画紹介ブログ いろいろな動画へ