2026-06-07

新・貧乏はお金持ち


日々の読書から、おすすめを紹介します。今日は、

新・貧乏はお金持ち

2025年03月初版




1.著者


橘 玲



2.どんな期待を持って読んだか


マイクロ法人についての指南書であり、

「新」となったので、具体的なノウハウがでているのかなと期待して、

読み始めました。



3.構成


PART1 楽園を追われて_フリーエージェントとマイクロ法人の未来

PART2 もうひとつの人格_マイクロ法人という奇妙な生き物

PART3 スター・ウォーズ物語_自由に生きるための会計

PART4 楽園を追われて_マイクロ法人と税金

PART5 生き残るためのキャッシュフロー管理_マイクロ法人のファイナンス



4.全体的な所感


具体的なノウハウが載っているかと期待したが、

そうでもなかったことは残念でした。

しかし随所に、会社とは何なのか、会社法とはどういうものなのか、

日本の会社や金融市場がいかに欧米と比べて異質なのか

を理解することができます。

主権国家とは、不思議なものですね。



5.個別の印象的な内容


P6より、

個人の所得を小さくして社会保険に加入し、

法人で納税するとコスパが良くなった。


P28より、

マイクロ法人をつくれば、ひとはビンボーになる。

そしてそれが、お金持ちへの第一歩だ。


P79より、

アメリカの個人主義がフリーエージェント社会を生んだわけではない。

日本のサラリーマンがアメリカのオーガニゼーション・マンを圧倒した結果、

彼らは”エデンの園”を追われ、

望んでもない「自由」を押し付けられた。



P128より、

マイクロ法人は中小企業に対する様々な優遇制度の対象になるので、

1000万円程度なら無担保で無利息に近い資金を調達できる(PART5)


P205より、

すべてのパート労働者を社会保険に加入させれば、

①「壁」を意識して就業調整する理由はなくなり人手不足が解消できるし、

②国民年金よりも受給額が増えるので将来の低年金を避けられる。さらに、

③会社負担分の保険料を「没収」して年金・医療・介護保険制度の赤字を補填できるし、

④個人一人ひとりから年金保険料や健康保険料を徴収するより、

 会社に社会保険料の計算と納付をやらせた方がずっと効率がいい。

厚生労働省からすると「一石四鳥」なのだ。


P283より、

MSCB(転換価格修正条項付き転換社債)は、

欧米の株式市場ではありえない資金調達方法で、

もし実行すれば確実に株主代表訴訟の対象になる。

ところが日本では当たり前のように行われ、

金融庁も証券取引所もずっと黙認してきた。



6.おススメな人はどんな人か


マイクロ法人に関する原著だと思いますし、

日本という制度を理解するための本でもあります。


日本は、なぜこんななんだろうという疑問を抱いている人に

おすすめします。しかし、

かなり難易度が高く読みやすいようで、読みにくいと感じています。

なぜこの文章がここに差し込まれているのかが

理解できずに、文脈で迷子になることも多くありました。



ありがとうございました、

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2026-06-06

連合組合員調査 ~組合とは、組織存続のためにあるのか、組合員のためにあるのか~


日々の動画視聴から、おすすめを紹介し、

自分の感想を中心にまとめます。


今日は、たまきチャンネル より

【【連合組合員調査(速報)】 支持基盤に異変あり!】

という動画を参考にします。



会社の労働組合の活動衰退が甚だしいと思いますが、

自らの支持基盤に対して、

変革を求める内容で正しいと思いますので、

まとめておきます。



【目次】


■調査とは

■連合とは

■アンケート結果

■変革提言



【学び&参考になった点】


■調査とは

・連合の組合員(5.5万人)に対する

 2026年衆議院選挙を巡るアンケート

・3つの調査をした

 ①政党支持(どの政党を支持しているのか)

 ②小選挙区

 ③比例選挙区


■連合とは

・労働組合の集合体であり、大元締めであり、

 連合の下部組織として、産業別動労組合、単位労働組合などがある

・例えば、

 地方自治体職員が加入している自治労

 車関係の会社の労働組合は、自動車総連

 スーパーやレストランの労働組合は、UAゼンセン


■アンケート結果

・中道に対する拒絶が非常に強い

・連合は、「反自民、非共産」だったのに、

 本アンケートでは、自民が一番人気になってしまった

・連合本部や、地方連合会の会長や役員とだけ話していると、

 組合員の本当のニーズをくみ取れていない可能性がある


■変革提言

・B to C 化

 今までは、政党と組合員の間にたくさんの団体を経由しており、

 B to B to C だった。

 今までは、党は団体組織を重視してきて、組合員を軽視していた

・サブスク化

 組合費が毎月かかることに対する対価性が敏感になってきた



【私の感想】


・転職できない時代は、自分の会社がよくなるために労組が必要だったと思います

 今は、転職すればよく、労組を通して変化させる時代ではないのかも

 つまり、変化や進化のできない会社や団体は、

     変化や進化のできる社員や組合員から選択されなくなります


・玉木氏はそれに気づいており、

 連合幹部、組合幹部に対し変革を求めているのだと思います


・連合や労組が、組織存続のためではなく、

 組合員のために活動するようになれるのかが注目です



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2026-06-05

規制改革会議の良い提言とは ~元オリックス社長・宮内義彦~


日々の動画視聴から、おすすめを紹介し、

自分の感想を中心にまとめます。


今日は、pivot の

【【90歳の告白】あの判断は間違いだった/次世代へのメッセージ】

です。



オリックス元社長の宮内義彦氏の

インタビュー動画です。

日本政治のダメな歴史がよくわかる素晴らしい内容なので、

記録しておきます。



【目次】


■規制改革会議

■中央集権の中央側のスローガン「地方分権」

■地方分権の比較(ドイツと日本)

■未来の日本に



【学び&参考になった点】


■規制改革会議

・バブルが弾け、規制改革という言葉が言われるようになった

・そこで、細川内閣(1993~1994年)が骨組みを作った。

 しかし、政府から会議委員には、次のアドバイスがあった

 「政府が受け入れられるような提言をしてくれ

・会議は、メンバー(民間人や学者)が政治家に提言するが、

 改革の是非は政治家が判断する

・政治家がやりたいこと、できることしかしないということ。

 前半は、制度のバグみたいなものを扱い正してくれたが、

 後半は、農業政策や教育・医療制度などの大きな話は、ほぼ改革せず

・橋本内閣(1996~1998年)は、改革してくれた(金融規制改革)


■中央集権の中央側のスローガン「地方分権」

・細川元総理が、熊本県知事だった時の話↓

・熊本県にあるバス停を10m移動するために、

 東京(運輸省)に許可をとるのに2年も通った


■地方分権の比較(ドイツと日本)

ドイツは、大戦敗戦後、中央集権(=官僚社会)を壊された

日本は、江戸時代は300の藩で地方分権が強かったが、

 明治政府が、強力な中央集権国家を作り、大戦敗戦後も維持された

・この理由は、GHQが日本は中央集権の方が使い勝手がよいと考えたから

財源を中央が握っている限り、地方分権は実現できない


■未来の日本に

・新しいことはもうしないが、

 若者からリクエストがあれば支援していく

・経営者は、2タイプある

 A 深堀タイプ…自分のやりたいことが明確

 B マクロタイプ…業界や社会の変化を学び、必要な事業に気づく

・日本の経営者は、Aが多い印象で、Aは成功率が低い印象。

 だから、Bの経営者がもっと必要




【私の感想】


・規制改革会議について、

 今でも民間委員が文句を言っていますが、これは本当なんでしょうね。

 「政治家が受け入れられるような提言をしれくれ」とは、わかりやい


・地方分権のためには、地方に財源が必要とのこと。

 やはり財務省、厚労省、総務省の権限が強すぎるのでしょうね


・そして、官僚社会もよくないということなのですね

 公務員が栄えれば、国滅びますから



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