2026-05-22

「供給力」が不足するアメリカ ~製油所、パイプライン、法制度~

 

今日の記録は、大人の学び直しTV チャンネル より、

【【世界一の石油生産国なのに…】なぜアメリカは石油を欲しがり続けるのか?】

という動画を参考にします。



世界一の産油国であるアメリカの事情、

原油の種類の区別などが非常にうまくまとまっており、

学び密度が非常に高いので、

記録しておかねば!と感じました。


本ブログでは、供給力の不足の原因 をメインに

前ブログでは、油の種類 をメインに



【目次】


■製油所を軽質向けに変更できない苦しさ

■供給力不足①精油所

■日本の製油所

■ベネズエラのための精油所

■供給力不足②パイプライン

■供給力不足③法規制



【学び&参考になった点】


■製油所を軽質向けに変更できない苦しさ

・アメリカ産シェールオイルは、軽質油なのに、

 アメリカの古い製油所は、重質油向けである

・この解消が難しい


■供給力不足①精油所

・アメリカには、132か所の製油所が稼働しているが、

 最も最近の製油所でも、1977年にできた(ふるいよ)

・新設のためには、許認可取得から完成までに10年以上かかるため、

 大企業でも投資しにくい(環境規制や住民の反対運動も生じる)

7割の製油所が重質油向けのため、輸入してでも稼働を維持したい

 ※輸入の9割が重質油となっている(カナダやメキシコから)


■ベネズエラのための精油所

・1970年代までのアメリカのメキシコ湾岸で作られた製油所は、

 当時は親米だったベネズエラ産(重質油)を前提に設計された

・しかし、ベネズエラは、チャベス政権、マドゥロ政権で

 親中となった

・そのため、カナダ産の重質油を輸入して

 製油所の稼働を維持・しのぐようになった


■日本の製油所

・中東産の中質サワー原油むき

・原油の輸入を、中東からアメリカのシェールオイルに、

 すぐに切り替えることはできない


■供給力不足②パイプライン

テキサス州でとれた油を、大消費地である東海岸西海岸に運ぶ

 パイプラインがない

・そのため、東海岸や西海岸では、海外から輸入しなければならない


■供給力不足③法規制

・1920年に制定されたジョーンズ法(商船法)により、

 輸入したほうが安くなってしまっていた

・現在は、ジョーンズ法の一部を一時的に免除している

・それによって、外国船を活用し、コストを安くしている



【私の感想】


・アバンダンスの供給力不足と関連があると感じました、

 歴史を経て製油所やパイプラインが建設しにくくなり、

 加えて、法律による規制も強力かつ複雑になり、

 変更や新設ができなくなっている状況なのだと思いました


・原油の種類や、製油所の特性を知ると、

 日本や他の国が、すぐにアメリカ産油を輸入することも難しそうですね、


・これらのいろいろな制約がある中で、

 成長してきた経済や社会があるということに奇跡を感じます



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