日々の動画視聴から、おすすめを紹介し、
自分の感想を中心にまとめます。
今日は、pivot の
【【円安vs円高論争の誤解】ゴールドマンサックス田内学&篠田尚子】
です。
田内学氏(社会的金融教育家/元ゴールドマンサックス証券)と、
篠田尚子氏(ファンドアナリスト/モニクル総研)の
対談動画です。
対談の本流はあまり学びはなかったのですが、
途中の小話が、私にとっては大きな学びだったので、
まとめておきます。
【動画の構成(個人的に作成)】
■結局、オルカンかS&P500が最強なのか
□数十年後の日本
□数十年後のアメリカ
■最近の日本人のマインド
■ピケティが「r>g」で伝えたかったこと
■日本国債が買えない日本人
■ゴールドマン・サックスでの小話
【学び&参考になった点】
■結局、オルカンかS&P500が最強なのか
・指数は、万能ではなく無難(70点)であるということ
□数十年後の日本は、
日本株を寿命のために売ろうとする人が増えるだろう
さらに、日本円は、世界で使う人(日本人のみ)が減少していく
だから、心配
□数十年後のアメリカは、
市場が大きくなるので、売り圧力にある程度耐えられるだろう
さらに、米ドル(基軸通貨)は、世界で使う人が増加していく
だから、日本株よりもアメリカ株の方がよい
■最近の日本人のマインド
・「r>g」を知り、
労働よりも投資で稼がねばという風潮がある
・給料があがらないから、投資で稼ごうとしている
・親が「いい会社に入社しても報われない」と思ってしまっている
・しかし、新卒の給料は、インフレよりも相当あがっており、
労働で多く稼ぐことができる社会になりつつある
■ピケティが「r>g」で伝えたかったこと
・金持ちは資産収益で労働なしで稼ぐことができるため、
格差は拡大していってしまうということを憂いている
・「労働よりも投資をがんばれ」とか、
「労働をないがしろにしていい」と言っているわけではない
■日本国債が買えない日本人
・30年物日本国債は利率が3%と上昇したので、かなり良い状態になっている
しかし、日本人が日本国債を買えない環境に憤りを感じる
・金融業界は、運用手数料や為替手数料で儲けようとしていないで、
日本国債を変える環境づくりをすべきではないのか
・日本人が買わないから、外国人が日本国債を半分も買う時代になってしまった
■ゴールドマン・サックスでの小話
・GS社員では、株式を個人で売買するためには、
アカウント(PA)で上司にOKをもらうことで株式を売買できる
・GS社員がもうけ話で盛り上がっていたら、上司が
「PAで儲けるよりも、GSという会社を儲けさせる方が報われるぞ」
と社員を一喝した
【私の感想】
・GSでは、個人でちまちま株の利益を上げるよりも、
GSという会社を儲けさせれば、報酬をたっぷりもらえるということ
つまり、r>gのgが報われる会社
・しかし、日系企業の多くはそうではないはず。
日系では、会社を儲けさせても報酬は大して増えない
むしろ、会社を儲けさせなくても報酬は大して減らない
だから、r>gのgが報われない
・ここに、日系企業の問題があると思っています
社員が力を発揮しない真因があると思っています
・ドルと円の格差が広がる背景や、
GSと日系企業のモチベーションが大きく差がある背景を
垣間見れたような気がしました。
ありがとうございます
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