2025-09-21

造船大国ニッポン再興 ~20世紀の造船覇権国の歴史~


日々の動画視聴から、おすすめを紹介し、

自分の感想を中心にまとめます。


今日は、pivot の

【【造船大国ニッポン再興】黄金期はどう築かれた?】

です。



世界の造船業界の栄枯盛衰について、

日本郵船のアナリストが解説していますので、

まとめておきます。




【動画の構成(個人的に作成)】


■20世紀の造船覇権国の変遷
■重要性が増す造船業界
■アメリカの造船業界の復活について
■ヨーロッパの造船業界の特徴
■世界の今後



【学び&参考になった点】


■20世紀の造船覇権国の変遷

・第二次世界大戦前
 イギリスが強かった
 製造方式が変更(リベット式からブロック式)したが、
 職種ごとの労働組合が強く、方式変更に対応できず競争力を失っていった

・第二次世界大戦中
 アメリカが強くなった
 戦時に、ブロック方式での生産に長けたが、戦後の需要減で衰退した

・第二次世界大戦後
 日本が強くなった
 敗戦によって、船も造船所もゼロからつくり、しがらみもなく成長した

・石油ショック後
 巨大タンカーの需要が1/10になったり、円高により競争力が下がった

・90年代以降
 アジア通貨危機などを経て、韓国が台頭してきた

・2000年代以降
 鉄鉱石などの輸出、エネルギーの輸入などが増えて
 中国も造船に国策として力を入れ始めた
 大規模化、自動化、標準化を推進して、中国が台頭した
 世界の造船受注の中国割合は、2020年4割 → 2024年7割 へ
 ※日本は、人出不足が解消されず競争力が低迷
 ※韓国は、量産船から高付加価値の船にシフト


■重要性が増す造船業界

・コロナ禍において、米国が経済安全保障で注目し、
 米国でも造船業の復活を図るようになった
・しかし、民間企業としては、経済安全保障と言われても困る


■アメリカの造船業界の復活について

・広いサプライチェーンが必要だが、すでになくなっているはず
毎年の需要変動が激しく、業界として育てられるのか怪しい


■ヨーロッパの造船業界の特徴

・人が乗る船(クルーズ船)は強い


■世界の今後

・2006~2008年の需要急増時のリプレイスが始まるだろう
 ※船の寿命は、20年と言われている
・短期では、エネルギー関連(大型で安い船)のトン数は減少するだろう
 ※エネルギー効率の改善や、省エネがすすむため
・長期では、GDPと同じように増加するだろう



【私の感想】


・造船業の歴史をざっくり理解できるよい動画でした

・民間企業としては、
 経済安全保障と言われても、「ちょっと困る」
 という反応が本音なんだろうなと感じました

・日本の造船業の生き残りについては、
 自動化、標準化を当たり前にやるとして、
 ある程度のM&Aで10年くらいはしのいでいくのだろう
 と予想します。
 次世代船を世界に先駆けて投入して普及させる力はなさそう…



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