日々の動画視聴から、おすすめを紹介し、
自分の感想を中心にまとめます。
今日は、M&A Bankチャンネル より
【企業のすべてを経験した宮本さんに今気になることを聞きました】
という動画を参考にします。
本チャンネルは、経営におけるM&Aを軸に、
経営者の知見をインタビューしています。
本動画は、
上場&売却を経験し、現在エンジェル投資をしている
宮本邦久氏のインタビューです。
質問に対する回答が、立場によって変わるということが面白く
勉強になりましたので、記録しておきます。
【動画の構成(個人的に作成)】
■会社を買うとしたら
■スモールIPOには賛成?反対?
■社長の役割の変化
■アメリカの会社の社長
■ロックアップで経営者は残るか否か
■エンジェル投資とVCの違い
■ポーカーと将棋の違い
■新規事業のエントリーのタイミング見極め
【学び&参考になった点】
■会社を買うとしたら
・オーナー社長ならば、
自分が買いたい会社を買えばよい
・上場会社の社長ならば、
株主などのステークホルダーへの説明責任が大事であるため、
中期経営計画やビジョンに沿う会社でなければならない。
利益をのせられるからという理由では買えないはず
・中計を、事業拡大ではなく
M&Aによって規模拡大を目指す上場会社の社長ならば、
利益や売上を増大できるという理由で買えるはず
■スモールIPOには賛成?反対?
※ここでのスモールIPOとは、時価総額300億円以下と想定
・VCならば、賛成
大きくても小さくても、期限内にリターンが得られればOK
・エンジェル投資家(宮本氏)ならば、反対
理由は、宮本氏がIPO経験があるから面白くないため
自分が成しえなかったことをしてほしいと期待している
・日本経済に責任のある人(例えば、首相)ならば、反対
GAFAMとかに対応する企業に成長してほしいので、数百億円では物足りない
・起業家ならば、反対
未上場の時は、早く成長するために投資を推奨されてきたのに、
上場後は、堅実な成長を期待されてしまうから
大きく成長してからIPOするほうがよい
■社長の役割(人種)の変化
・0→1ステージ、
勢いがあって大きなチャレンジをしたい人種
・1→10ステージ、
組織作りやM&Aや経営戦略の上手な人種、
・上場後ステージ、
うまくマネジメントしたりPDCAをうまく管理する人種
■アメリカの会社の社長
・会社が伸び続けるために、
創業者から経営者にどんどん変わっていく
・2回目の資金調達までに50%の経営者が交代するらしい
■ロックアップで経営者は残るか否か
・上場企業は、社長が変わっても問題なく経営できると思われているため、
残っても残らなくてもよいという話が多い
・未上場企業は、社長がキーマンであると思われているため、
1年間とか残ってほしいという話になる
■エンジェル投資とVCの違い
・toB事業には、VCが投資しやすいため、エンジェル投資家に話がきにくい
・toC事業には、VCが投資しにくいため、エンジェル投資家に話がきやすい
■ポーカーと将棋の違い
・ポーカーは不完全な情報の中で決断しなければならないゲームであり、
経営に通ずるところが多い
・将棋は、自分も相手の駒も全て見えているため、
情報がすべてオープンなゲームであり、経営とは相いれないゲーム
・経営者や投資家はポーカー好きの割合が多いと思うが、
日本ではポーカーはマイナスイメージのため、公言しない人が多い
・上場企業の社長であれば、なおさら、ポーカー好きとは言えないはず
■新規事業のエントリーのタイミング見極め
【私の感想】
・複数の質問に対する回答が、
様々な立場で語られていて非常に面白かったです
・IPOに関して、私はできるだけシリーズAなどの初期に携わり、
成長過程や苦しみを乗り越えるプロセスに関わりたいと思っています。
・だから、スモールIPOでもM&Aでもよいと思っています
・自分が10年前に投資家に期待してもらったように、
若いチャレンジャーに期待することで
将来に少しでも貢献できることを望みます
・リスクをとりチャレンジする若い人が増えていくことが、
将来の日本をよくすると思っています
・実際にしているエンジェル投資も、
ありがたいことに勝手に成長していっています笑
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