2025-02-16

関税政策の歴史、所得税の歴史


日々の動画視聴から、おすすめを紹介し、

自分の感想を中心にまとめます。


今日は、探究エミンチャンネル より

【トランプ大統領の関税政策は何を目指しているのか?】

の動画です。




このチャンネルでは、市場動向について、

エミン氏が隔週で解説する動画です。


アメリカの関税の歴史が非常にわかりやすかったので、

記録しておきます。



【動画の構成(個人的に作成)】


■米国の関税の歴史
■貿易赤字の解消
■貿易の各国比較
■米国の所得税は誰が払っているのか
■関税とは
■マーケットチェック



【学び&参考になった点】


■米国の関税の歴史
・米国は、もともと関税政策が好きな国
・昔の米国の税収は、所得税はなく、関税が主だった
戦前は、税率40%くらいあったが、戦後は10%以下に下がった
・理由は、英国からの独立後、英国は自由貿易を推奨して、
 米国の発展を遅らせようとした
・一方の米国は、自由貿易(低関税)ではなく
 保護貿易(高関税)をして、自国の産業成長を図った
・戦後、米国は覇権国になったため、自由貿易(低関税)に変更した
・現在、製造業が国内からなくなってしまったため、回帰させたい


■貿易赤字の解消
・1980年頃までは、貿易収支は、プラマイゼロが続いていた
・1980年以降、Totalで赤字が拡大していった
・Goodsは赤字が大きく拡大し、Servicesは黒字になっていった
・この赤字を減らしたいらしい


■貿易の各国比較
・Goodsの対米黒字国は、1位から順に
 中国、メキシコ、ベトナム、アイルランド、ドイツ、台湾、日本(7位) 
・日本は、現在7位であり、目の敵にされるほどではない


■米国の所得税は誰が払っているのか
・所得がトップ01%が40%(税率は26%)、
    トップ10%が72%(税率は21%)、
    トップ30%が90%(税率は20%)を払っている
・つまり、所得税を減税することで喜ぶのは、富裕層になる


■関税とは
・結局は、米国民が負担するのであり、消費税のようなもの
・富裕層には影響は小さく、貧困層には影響が大きい




【私の感想】


・関税の歴史について、かつては、
 税率が非常に高かったことには驚きました。

・英国からの独立経緯と合わせて解説してくれたことで
 非常にわかりやすかったです。

・国の歳入についても、
 メインが所得税ではなく、関税だったことにも驚きました

・所得税の歴史はより精緻に調べると、下記のようです

 1861年 米国で初めて所得税が導入
      ※南北戦争の戦費調達のため
 1872年 制度は廃止
 1894年 再び所得税法が制定されたが、連邦最高裁判所によって違憲と判断
 1913年 憲法修正第16条が批准され、再び所得税制度が導入(現在に至る)



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