日々の読書から、おすすめを紹介します。今日は、
14歳のときに教えてほしかった起業家という冒険
2023年10月初版
1.著者
成田修造
起業家・エンジェル投資家
2.どんな期待を持って読んだか
「起業」と「14歳」いうキーワードから、
子供にいかに起業マインドを理解させることができるのかが
わかるのではないかという期待をもって読み始めました。
3.構成
第1章 借金まみれの家庭で覚醒した起業家人生
第2章 スタートアップは日本に残された唯一の希望
第3章 5つの起業戦略
第4章 自分の人生は自分でマネジメントする
第3章 5つの起業戦略
第4章 自分の人生は自分でマネジメントする
4.全体的な所感
とにかく読みやすく、珍しく
一気に半分ほど読んでしまえました。
第2章までの内容で、著者の半生と考え方の基盤は理解できるような気がします。
一方で、第3章以降は、よくある起業本・自己啓発本と似ている印象でした。
第3章以降は、ページ数を増やすために、起業を急にはできない人向けに、
付け加えたのではないかと邪推してしまいます。
下記の引用など、著者がお勧めする本なども紹介されており、
私も視野を広げるために、ぜひ探してみたいと感じました。
5.個別の印象的な内容
P38より、
『「歴史の終わり」を超えて』を読めば、
東西冷戦の終焉から民主主義と社会主義という分断の本質が少しずつ浮かびあがる。
『フェルマーの最終定理』を読めば、
天才数学者たちの苦悩が垣間見え、自分の人生を考えるきっかけとなる。また、
『精神の氷点』や『堕落論』を読めば、
戦後の日本が精神的な失墜から立ち上がってきたかを感じとることができる。
P40より、
そのようなこと(目標設定からやるべきことを分解し、行動に移すプロセスそのものに大きな価値があり、ときには目標達成そのものよりも大きな意味を持つことがある)
を学べたのは、その後の僕の人生にとって大きな財産になりました。
→受験勉強の振り返りの話なのですが、
自分の振り返りをすれば、
ただ「一生懸命」「がんばる」という根性論がほとんどであり、
この時点で戦略という発想はなかったと反省します。。。
6.おすすめなのか
なぜ、「14歳」なのか、
その理由は、
著者の人生の岐路が14歳だったからでした。
その時に、母親が病気で倒れ、非常に苦しい生活を強いられることになり、
普通ではない人生を歩まざるを得ない状況下、
前を向いて生きていく希望のようなものになったはずだからだと思います。
類まれな知性と気力の根底となる人生経験を学ぶことができるため、
起業に限らず、副業などを考えている人にも
おすすめしたいですね。
サラリーマンが本書を読んでいる場合、
独立しようとしていると勘繰られてしまうため、
読む場所は気を付けないといけないですね。
3章の起業における資金調達の優先順位などは、
社会人になっても考える機会の少ないことであり、
非常に価値が高いと思います。
ありがとうございました。
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