2026-11-08

Anthropicの時価総額の前提 ~2.0兆㌦か0.2兆㌦か~


今日の記録は、海外Yパパラジオ より、

【【前編】史上最大のAI上場 (Anthropic) は「今年一番バカげた上場」になるのか?】

という動画を参考にします。



AnthropicのIPOについて、

様々な角度から時価総額の解説をしてくれる内容で、

非常に勉強になる内容だと思いますので、まとめておきます。



【目次】


■IPOは出口か入口か

■強気派「時価総額2兆㌦」

■ガチ勢「時価総額1.5兆㌦」

■インフラ企業派「時価総額0.2兆㌦」

■弱気派「時価総額0.15兆㌦」

■重要なリスク



【学び&参考になった点】


■IPOは出口か入口か

・IPOが出口となる人は儲けられる(限られた資産家)

 2025年9月に時価総額1800億㌦として入った投資家は、

 IPOによって時価総額1.5兆㌦であっても8倍の儲けとなる

・IPOが入口となる人はリスクを抱える(NASDAQインデックス投資家)

 NASDAQ指数は、新ルール(上場15日で採用)があるため強制的に組み入れ


■強気派「時価総額2兆㌦」

・前提)今後も売上の伸びが何年も続くとしている

 2025年の売上は、46億㌦(前年の12倍)

 2026年の3か月間(7~9月)の売上は、168億㌦(前年の3倍超)

・なお、去年の売上の1/4が、2社からの売上(依存度が高くリスクである)

 ※売上の成長速度は、鈍化し始めている


■ガチ勢「時価総額1.5兆㌦」

・前提)伸びはどこか(少し早く)で止まるとしている

・売上の長期契約やモートはないのに、費用は長期契約している点が△

・今後10年間に、6社(GoogleやAmazonなど)に5000億㌦を支払う契約をしている

・計算機の家賃代としてバカ高い費用を払うことになる

・支払いは、使っているか否かに関係なく



・今は、180億㌦の支払いしかしていないが、

 先の10年間で5000億㌦払うことになる(年平均500億㌦)





■インフラ企業派「時価総額0.2兆㌦」

・アメリカの電力・通信企業の最大手の時価総額が、0.2兆㌦だから

 ※NextEra Energy(NEE)の時価総額


■弱気派「時価総額0.15兆㌦」

・前提)伸びはどこかで止まるとしている

・ニューコンストラクツという上場企業に辛口分析する調査会社

・2019年のWeWorkの破綻を当てた会社

・出せそうな利益から時価総額を算出した


■重要なリスク

・自分用のAIとするために手順書やメモを読ませるが、それらはAIの外にある

・Anthropicを使い続けてもらうためには、最先端である必要がある

 ※AIのシェア1位は、2023年OpenAIだったが、2026年Antになっている

・ソフトウェア産業は、コピーにコストがかからないが、

 AI(装置産業)は、学び直すための多額のコストがかかる

 (計算機利用代が、売上の1/2にもなる)

・AIを使う値段が、毎年安くなっている(1年で1/13になっている)



【私の感想】


・1年前に投資をした人であっても、

 IPOによって利益を確保できるのであれば、上場を盛り上げたくなりますね

 自分が出口戦略だとは言わないのに


・上場目論見書の解説などからも、非常にリスクが高いと感じています

 売上の見通しが甘そうなことや、費用が確実にかかるということ、

 AIの値段の低減スピードが異常に速いと感じるからです


・自分は、この祭りには参加しないと思います



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2026-11-07

国のCDS ~フランス100・ポルトガル1500・ギリシャ25000~


今日の記録は、海外Yパパラジオ より、

【【破綻リスク】フランスがそこそこヤバいんだわ】

という動画を参考にします。



フランスのCDSが高いということで、

本当にフランスは破綻するのかという疑問に答える

内容だと思いますので、まとめておきます。



【目次】


■CDSとは

■欧州のCDSの変化(7月~10月)

■なぜフランスのCDSだけが上がっているのか

■もっと長期でCDSをみると



【学び&参考になった点】


■CDS (Credit Default Swap)とは

・国の破綻保険のこと

・1ベーシスポイント(bp)=0.01%


■欧州のCDSの変化(7月~10月)

・欧州は全体的に上昇したが、フランスが最も上昇した

・フランスは、31bpから91bpになり、イタリアやギリシャよりも高くなっている

 (10月下旬に100以上になっていた)

・ちなみに、ドイツは、7bpから12bpになった(欧州で一番安全な国とされる)




■なぜフランスのCDSだけが上がっているのか

・借金の重さだけで見れば、イタリアの方が深刻だが、

 次の2点から、フランスの方がイタリアよりも借金を減らせそうにないから

① 2027年4月に大統領選挙があるのだが、

  左派・右派のどちらになっても借金を減らせそうにないから

   左派)中銀の国債を帳消しにすると言っている

   右派)年金支給年齢を下げると言っている

② 10月中旬に大規模なデモがあり、彼らは政府に金をだせと圧をかけている


■もっと長期でCDSをみると

・2011年頃のユーロ危機では、

 ギリシャが借金を返せなくなって、フランスは助ける側だった

・当時のフランスのCDS最高値は、250

・その時のイタリアやギリシャのCDSは、フランスの何倍も高かった




【私の感想】


・2010年以降のCDSのグラフ(下記)では、

 1番目に高いギリシャは、

 2010年頃までは1000未満、2011年後半から1000から急騰したのですね

 2012年前半で25000の最高値になっています

 2番目に高いポルトガルは、2012年前半で1500の最高値になっています 



・ギリシャの財政破綻(デフォルト認定)は、 2012年3月だが、それまでの経緯は次。

 2009年10月 危機発覚 政権交代を機に、財政赤字の隠ぺい工作が発覚した

 2010年04月 支援要請 自国での再建を諦め、IMFとEUに金融支援を要請した

 2012年03月 債務減免 民間投資家に5割以上の損失負担を強いる措置をした


・上のグラフとギリシャの財政破綻のタイミングをあわせると、

 財政の危機発覚では、CDSは上昇しないし、

 支援要請がでてもしばらくは上昇しないのですね、意外。

 2011年になってから、CDSの急上昇は始まったのですね


・フランスのCDSが、100くらいでは騒ぐレベルではないですね、

 1500でも持ちこたえたポルトガルを参考にしたいと思います


・ポルトガルは、財政破綻を免れた。その経緯は次。

 2011年04月 支援要請 自国での再建を諦め、IMFとEUに金融支援を要請した

 2014年12月 無事卒業 金融支援プログラムを無事に卒業した



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2026-11-06

年金基金を運用するユニバーサルオーナー ~多種多様なPF~


今日の記録は、モハP チャンネル より、

【【韓国】公的年金が22兆円の損失!単純に株価が下がっただけの問題ではない構造的課題!機関投資家の運用】

という動画を参考にします。



韓国の公的年金(NPS)の損失をきっかけとしつつ、

国家年金レベルの巨額運用の制約について

まとめておきます。



【目次】


■韓国公的年金(NPS)の運用推移

■NPSのポートフォリオ変更

■ユニバーサルオーナー

■脆弱なKOSPIの構成比率



【学び&参考になった点】


■韓国公的年金(NPS)の運用推移

・2026年3月末 176兆円

・2026年6月末 210兆円(+34兆円)

・2026年10月   188兆円(▲22兆円)


■NPSのポートフォリオ変更

・1年間で韓国半導体株が急騰したため、

 リバランスのために、国内株をたくさん売却する必要があった

・一方、堅調な韓国株式市場を冷やさないように、できるだけ売却したくなかった

・そこで、2026年5月に次のようなポートフォリオの変更を発表した

  国内株式の比率を、15%から21%へ増やした

  債券(国内も海外も)は減らした

・しかし、韓国株式は6月以降に急落したので、

 もっと早くNPSは売却しておいた方が良かった(利確し、損失を小さくできた)




■ユニバーサルオーナー

・公的年金などの巨額を長期で運用する機関投資家のこと。

 例えば、NPS(200兆円)やGPIF(317兆円)

・制約① 巨額すぎるため、自国だけではなく世界中の経済と運命共同体

・制約② 巨額すぎるため、預金として預かってくれる銀行がない

     そのため、株式や債券を保有せざるを得ない

・制約③ 100年などという長期間の安全運用が求められている


■脆弱なKOSPIの構成比率

・2026年7月では、

 27%がサムスン電子、27%がSKハイニックス と2社で半分以上を占める





【私の感想】


・韓国NPSのPF変更の背景には、

 年金制度が脆弱なため、早く年金基金を増やしたい焦りを感じますが、

 裏目にでないことを祈ります


・代表的なユニバーサルオーナーは次の通り。

 PFがすごく多様なのですね


①日本のGPIF

 運用額)320兆円規模(26年6月)

 PF)  25:25:25:25(国内株式:海外株式:国内債券:海外債券)

②ノルウェーのGPFG

 運用額)350兆円規模(26年9月)

 PF)  00:70:00:30(国内株式:海外株式:国内債券:海外債券) ※自国投資はゼロ

③韓国のNPS

 運用額)200兆円規模(26年7月)

 PF)  21:35:23:07(国内株式:海外株式:国内債券:海外債券)

④米国のCalPERS(カリフォルニア州職員退職年金基金)

 運用額)150兆円規模(26年6月)

 PF)  37:17:28:8(上場株式:未公開株式:債券:私募債)



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