日々の読書から、おすすめを紹介します。今日は、
わが投資術
2024年3月初版
1.著者
清原 達郎
タワーK1ファンドのファンドマネジャー
2023年にファンドの運用を終了し、
現在は、退社
2.どんな期待を持って読んだか
著者は、小型割安成長株の長期投資家なので、
投資手法を学ぼうと期待しました。
3.構成
第1章 市場はあなたを見捨てない
第2章 ヘッジファンドへの長い道のり
第3章 「割安小型成長株」の破壊力
第4章 地獄の沙汰は持株次第──25年間の軌跡
第5章 REIT──落ちてくるナイフを2度つかむ
第6章 実践のハイライト──ロング
第7章 実践のハイライト──ショート・ペアートレード
第8章 やってはいけない投資
第9章 これからの日本株市場
第2章 ヘッジファンドへの長い道のり
第3章 「割安小型成長株」の破壊力
第4章 地獄の沙汰は持株次第──25年間の軌跡
第5章 REIT──落ちてくるナイフを2度つかむ
第6章 実践のハイライト──ロング
第7章 実践のハイライト──ショート・ペアートレード
第8章 やってはいけない投資
第9章 これからの日本株市場
4.全体的な所感
歯に衣着せぬ物言いで痛快で読みやすかったです。
社会人としての紆余曲折を知ることもできるし、
投資家としての成功と失敗を知ることもできます。
それ以上に、
常識に流されずに自分で考えることの重要性、
生き様を学ぶことができると思います。
5.個別の印象的な内容
P85より、
ヘッジファンドとは、
① ロングだけでなくショートもできる
② 成功報酬が大きい。典型的には1・20ストラクチャー
(運用フィーが運用資産の1%で成功報酬が儲かった分の20%)
③ 運用責任者(CIO)の金融資産の相当部分がファンドにつぎ込まれている
P103より、
時価総額20億円以上の条件でスクリーニングし、
ネットキャッシュ比率で見て数値の高い順に並べます。
P121より、
IPO銘柄に投資してきたVCは自分たちの儲けを極大化するため、
利益が大きく成長していくように「厚化粧」されています。
上場後何年か経つと業績がずっこけてくる会社が多いというのが私の印象です。
P146より、
マザーズ市場は、1999年の設立以来、一度も割安になったことはありません。
中身が冴えない割には高PER銘柄が多く、最悪の市場です。
P285より、
CO2の議論でとても不思議に思っているのが、
なぜ「人口を減らす」というアイデアが議論されないかです。
そもそも環境問題は地球上で人間が繁殖しすぎたから起きたことだと思うのです。
日本もニュージーランドなみの人口密度になれば700万人が住むことになります。
…「少子化対策」って何のためにやっているのですかねえ。
P309より、
小学校できっちり英語をやって
中学と高校ではいくつかの科目を「英語で」勉強するようにしなければ。
世界史とか日本語で学ぶ意味などないでしょう。
「高校以降は英語の勉強はなし。あるのは英語での勉強だけ」
ぐらいの感覚にならないといけないと思います。
いつまでも英語の勉強をするのは時間の無駄です。
6.おすすめなのか
個別株をする投資家、投資を学ぼうとする人
それらに限らず、面白い本だと思いました。
自分としても
読みやすいのですが、
結構深い内容もあり、中身の濃い本です
ありがとうございました。
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