日々の動画視聴から、おすすめを紹介し、
自分の感想を中心にまとめます。
今日は、pivot の
【スーパー米農家が語る、コメ高騰の真相】】
です。
Pivotは、経営、テクノロジー、マネー、政治などのテーマを中心に、
多くを学べるチャンネルです。
本動画は、コメ価格高騰について
大規模農業を営んでいる
中森氏(300ha>)と徳本氏(100ha>)の
解説をまとめておきます。
【動画の構成(個人的に作成)】
■コメ価格高騰にメディアは騒ぎすぎ
■供給の減少
■需要の増加
■コメ政策の現状
【学び&参考になった点】
■コメ価格高騰にメディアは騒ぎすぎ
・コメの供給が需要に対して不足することは
以前からわかっていた
・物価が上昇する中、コメ価格が長年安いままだったことが異常
であり、その反動もあり急騰している
■供給の減少
・高温障害
近年の異常気象、特に夏の高温により、
稲穂(特にコシヒカリ系)ができにくくなっている
・作況指数のミスリーディング
コシヒカリ系のコメは取れにくくなっているはずなのに、
作況指数が下がっていないことに違和感がある
・縁故米の増加
マーケットに出回らせないコメの比率が高くなってきている
■需要の増加
・消費者の変化
小麦などの物価上昇に比べ、想定的に価格が上昇してこなかった
コメの相対的安さに消費者が気づき、消費量が増加した
・インバウンド
外国人が日本に来て、日本食を消費する量が増加した
■コメ政策の現状
・農地解放からの解放へ
農地解放によって増えた狭い農家がいまだ多いが、
これからは、大規模農家にならないと生産性は上がらない
・農地集約へ_手続きの本気度が弱い
都道府県のOBが非正規で週3日程度手続きを進めているが、
圧倒的にリソースが不足し、集約手続きが遅い
・農地集約へ_相続
相続発生時に、農業をしていない子供に無理やり相続させるのではなく、
認定農家が相続しやすい環境を整備すべき
※そのような相続制度はフランスですでに運用されている
・価格政策(保障)から、所得政策(保障)へ
価格維持のために減反政策をするのではなく、
所得補償をすることで、方針転換していくべき
【私の感想】
・大規模農家のリアルな話がきけて勉強になります
・農業政策は、国レベル、都道府県レベル、市区町村レベル、
そして、組合レベルなどの各レベルでの思惑が
錯綜していますので、その解消には時間がかかりそうです
・政策立案側の立場、農家側の立場を理解して、
冷静に見ている中森氏、将来にも期待したいです
・出演者は話をしていないけど、
真因は減反政策だと思っています
ありがとうございます
今後のブログの改善のためにも、
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