2024-09-09

貧乏人には資本主義、金持ちには社会主義

   



日々、複数視聴した動画の中から、おすすめを紹介します。

今日は、次の動画です。


pivot【大統領選と米国マーケット展望】




エミン・ユルマズに、
秋の米大統領選の話、今後の日米のマーケット展望を
インタビューしています。

以前からエミン氏が主張する
アメリカにおける
「貧乏人には資本主義、金持ちには社会主義」
についての興味深い話も出てきます。

長期的に国や政治や経済をとらえるための、
学びの多い動画だと思いますので、
まとめを作成しておきたいと感じました。

少しでも、皆さまのためになれば幸いです。


【動画の構成(個人的に作成)】


【前編】

・これまでのアメリカの経済
・アメリカの歪んだ資本主義

【後編】

・岸田政権の支持率が低い理由
・セブンイレブンの買収について
・日本の次期政権に望むこと

 

【学び&参考になった点】

これまでのアメリカの経済

・ミルトン・フリードマンのトリクルダウン・エコノミクス
(サプライサイド経済)は、現在失敗という状況にある
 =結局、大企業しか儲けられなくて、中小企業が儲けられていない

・ルーズベルトの中間層を厚くする経済政策(=社会保障を厚くする)
(ディマンドサイド経済)に転換すべき時期にある

→どちらかが常に正しいのではなく、経済状況に応じて振り子のように
 どちらの政策を重視するかを考えることが大事なのでしょう
 今は、マグニッフィセント7の時価総額や市場インパクトが大きすぎるため、
 中間層を助ける政策をとる大統領が必要な時代なのかもしれませんね


アメリカの歪んだ資本主義

・エミン氏曰く、80年ごとにアメリカは危機を迎えている
 1780年頃 独立戦争
 1860年頃 南北戦争
 1940年頃 第二次世界大戦
 2020年頃 現在

・アメリカは資本主義の国として成長したが、
 近年は失敗した大企業や大金持ちを税金を使って救済している。
 一方で、貧乏人には資本主義を貫き、税金をしっかり徴収し競争を激化させている


岸田政権の支持率が低い理由

・為替の急変で円安になり、日本の物価が上がっているから、支持率が低いのである

・岸田首相も植田総裁も経済人ではないため、株も為替も他人事

・一方、トランプ元大統領は、実業家で相場もよくわかっている

・日本のトップに立つ人も、実業と相場を理解している人がなると経済が良くなる

→動画の中で「トランプのような人が日本にきてくれればよい」という発言があり、
 個人的には想像に難いですが、インパクトが強く目の覚める発想だと思いました


日本の次期政権に望むこと

・納税者や働いている人を守ってほしい

・日本は、働いていない人を守ってしまう傾向がある

→良くも悪くも社会主義的ですよね

・日本で言われる「保守」について、 外交や文化の保守の意味合いが強い
 経済的な意味合いでの保守ではない

・経済保守(民営化促進・規制改革・未来への投資など)の政権を望む

・例えば、小泉進次郎が経済保守になったら、日本は良くなるのではないか
 


【私の感想】

・「アメリカ存亡の危機」とは、
 アメリカを象徴する「資本主義」が存亡の危機にあるという解釈をしました

・これからも世界を席巻しつづけるアメリカの大企業が現れては、
 国のトップが守りに入る(社会主義的になる)ことで、
 健全な資本主義が機能しなくなっていくのでしょうか

・一方の日本は、停滞というか遅すぎるような前進は、上記からも納得感があります

・「経済保守」という考え方は、世界で起きている各国の政権などからも、
 非常によくわかるし、日本もしっかりとりくまなければいけない問題だと思います

・自分も「保守」という言葉のイメージとして、
 数年前まで非常にネガティブにとらえていましたから

ありがとうございます。




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