2024-09-27

「法人」資本主義から「国民」資本主義への移行


日々、複数視聴したの動画の中から、おすすめを紹介します。

今日は、三宅の目より

【自民党総裁、新首相選出へ】という動画です。




レオスの経済調査室長の三宅さんが
隔週で世界の経済状況を解説する動画です。

自民党総裁選の直前なので、
上記のようなタイトルがついていますが、
個人的には、表題のところが非常に勉強になりましたので、
まとめておきたいと思います。

中長期投資をするうえで、
というか、10年・20年という期間での
トレンドなどを理解するための内容です。



【動画の構成】

1.注目日程_自民総裁、物価統計
2.金融政策_本格的な利下げ局面へ
3.日本政治_3代の経済・外交路線が継続か
4.手本の米国_強靭さを支えるメカニズム
5.道半ばの日本 メカニズムを形成中
6.株式市場_株価の為替離れの条件




【学び&参考になった点】


金融政策_本格的な利下げ局面へ

・主要33中央銀行の動向について
  利下げ局面 15行(スウェーデンやスイスも利下げか)
  利上げ局面 02行(日本・ロシアのみ)

→主要国からは、日銀は異様な感覚を持っているとみられているのでしょうね


日本政治_3代の経済・外交路線が継続か

・自民党総裁選
 石破氏・高市氏・小泉氏が優位であり、
 石破氏になったら、これまでと逆方向にいきそうなため、
 マーケットは警戒している
 ※石破氏は、増税路線・脱原発路線

→石破氏にだけは、ならないでほしいです


手本の米国_強靭さを支えるメカニズム

・米国の強靭な経済を支えるメカニズムは、国民資本主義

・国民資本主義は、国民が株式を持ち、次の3つが機能していること
 A)国民(従業員)
 B)企業
 C)投資家・機関投資家

・3つが協力しあうために作られたのが、次の3つ
 ①ERISA(雇用者退職所得保障法)いう仕組み
 ②401kプランの導入
 ③ガバナンスコード

・ERISAは1974年にできた、2024年で50年経過して成果がでている
 ※日本の同様の仕組みは、できてまだ12年ほど

・現在、米国では、国民が7割強の株式を保有している(直接・間接合わせて)

・「間接保有」となる機関投資家が重要な理由は、
  企業に物申すからガバナンスなどでよい緊張感を作ることができる
・「直接保有」の個人の多くは、企業に物申す人は少ない
 
・自国民が株式を多く保有することは、経済安全保障の面でもプラスになる


道半ばの日本 メカニズムを形成中

・法人資本主義からの移行中。法人間の持合いを解消する方向にある

・法人資本主義は、法人持ち合いや銀行の保有が多い、次の3つが機能していること
 A)国民(従業員)
 B)企業
 C)銀行

・現在、日本は国民が3割強の株式を保有している(直接・間接合わせて)

・「投資家・機関投資家」がまだ十分に成長していなく、「銀行」がまだ強い



【私の感想】

・総裁選についても触れていますが、
 資本主義の解説をしていることが個人的にすごく勉強になりました。

・10年後、20年後の日本が
 住みたくなる国でありますように、
 自分の頭で考え、行動する勇気をもちたいものです

・毎度、学びの多い動画なのに、
 驚くほど再生数が少ないのが不思議です


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