2024-09-04

日本発展への提言を知日派米国人から得る

  



日々、複数視聴した動画の中から、おすすめを紹介します。

今日は、次の動画です。


pivot【知日派米国人が提言】私が日本でビジネスをする理由





ハワイ生まれで日本在住35年以上のジャーマン氏に、
これからの日本の観光やビジネスについて
インタビューしています。

ハワイにおけるオーバーツーリズム問題の解決事例も紹介され、
学びの多い動画だと思いますので、
まとめを作成しておきたいと感じました。

少しでも、皆さまのためになれば幸いです。


【動画の構成(個人的に作成)】


【前編】

・リクルート時代
・観光客増加は日本にとってチャンスなのか
・変化する日本
・(観光)外国人の受け入れ準備はできているのか
・(観光)良いものは値上げしても売れる
・(観光)日本人に対する価格と外国人旅行者に対する価格
・(観光)オーバー・ツーリズム問題

【後編】

・(ビジネス)ビジネスにおける受け入れ準備
・ジャーマン氏はなぜ日本が好きなのか
・最後のメッセージ

 

【学び&参考になった点】


リクルート時代

・リクルート入社翌年に、リクルート事件があった

・本社総務部に配属されており、上記事件などの対応をする中で、
 日本特有の組織で対応・仕事をすることを学ばせてもらった

・事件のあった当時も、お客様のために働くという姿勢は強かった

・江副さんと2000年からの12年間、新規事業を推進してきた



(観光)外国人の受け入れ準備はできているのか

・おもてなしの心は皆あるが、どうやればよいかわかっていない人が多いと思う

・まずは日本のことを言語化することが必要



(観光)良いものは値上げしても売れる

・今の日本人は値上げに罪悪感を感じているが、値上げは悪いことではない
 少しだけ値上げしてみて。これまで通りに買う客はいるだろうから

・バブルの日本を思い出してほしい。ブラウス1枚1万円という時代で、
 値上げを当然だと思っていたはず

→謝罪して値上げする会社があるが、バブルを経験せず、デフレしか経験したこと
 のない自分もはっとさせられる発言でした。
 バブルといわず、バブル前も何度も値上げをしていたはずなのに

・ストーリーを理解することで価値を感じるようになる

・ストーリーが上手に言語化されているのは、ふるさと納税のサイト


(観光)日本人に対する価格と外国人旅行者に対する価格

・ハワイの事例として、カマアイナ・レートのような制度を導入すればよい

・それを利用するとローカルの人は約3割安くなる

→カマアイナ・レートとは、ハワイの住民(カマアイナ)向けの割引制度のことで、
 日本でも同様に、観光客の多い場所では導入すべきと思います


(観光)オーバー・ツーリズム問題

・本問題は、「終わらない」問題であると認識すべき。

・外国人をブロックしたり、Noと拒否する選択は、最も簡単なやりかただが、
 もっとビジネス的に考えてほしい

・ハワイの事例として、ハナウマ・ベイの取り組み
 観光客には、入場料を払ってもらい、環境教育を受けてもらうなどしている
 ローカルにも、1年以上間が空いた場合は、環境教育を受けてもらうルール

・外国人は、グーグル・レビューをよくみるので、日本人も確認するとよい


(ビジネス)ビジネスにおける受け入れ準備

・日本のやり方は時間がかかりすぎるということがよく言われるが、
 時間がかかる理由やプロセスなどをしっかり言語化し説明すれば、
 多くの外国人も納得する、むしろいいやり方だと言ってくれることも多い

・「しょうがない」とか「日本では…」という理由では、多くの外国人は理解できない


ジャーマン氏はなぜ日本が好きなのか

・日本の常識が好き、例えば、
  1)他者のことを思うこと
  2)空気を読んで行動すること
  3)コンセンサスをとろうとすること
  4)多くの物事に感謝すること


最後のメッセージ

・日本的なことに日本人はもっと自信をもっていいと思う

・日本的なことを大切にしていってほしい。keepするために(なくさないために)
 言語化する努力を怠らないでほしい


【私の感想】

・日本をよく知るジャーマン氏は、明るく楽しく多くの示唆を与えてくれるので、
 日本人の私は非常に勉強になります

・繰り返されていた「言語化」について、これからもっと必要になる
 ということなので、意識的にやっていきたいと思いました

・日本人同士でも言語化が十分にできていないと思いますが
 むしろ外国人とのコミュニケーションの方が言語化を自然とできるのかも

・最後のメッセージにあった「keepするために言語化」は、
 特に大事な考え方だと思いました、
 「勝つか負けるか」ではなく、keepし続けるために「共存するため」のアドバイス
 なのですね。そんなジャーマン氏の考え方が、なんとも日本的だと感じました



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