日々の読書から、おすすめを紹介します。今日は、
Invent &Wander ~ジェフ・ベゾス Collected Writings~
2021年12月初版
ジェフ・ベゾス 寄稿
関美和 訳
ごつい本なので、数年前に見かけましたが、
当時は読む覚悟には至らず、手に取りませんでした。
今回は、スバ抜けた企業経営に対するヒントを学びたく
手にしました。
3.構成
PART 1 株主への手紙
PART 2 人生と仕事
4.全体的な所感
ベゾスは移民の子供であり、
自由と民主主義に大いなる価値を見出していることがわかりました。
10人の会社が得意なこと、10万人の会社が得意なことは異なるとし、
巨大なインフラとしてのアマゾンがなすべきことを理解することができます。
アマゾンの目指す状態を理解することができます。
リアルな書店を破壊したいのではないのですね
そして、株主の手紙という存在の大きさを痛感しました。
日本で、株主への手紙を出している会社に投資したいとも思いました。
5.個別の印象的な内容
P41より、
最重要の5つのポイントは次。
1)長期に目を向ける
2)競合よりも顧客に集中する
3)パワポのプレゼンを避ける
4)大きな判断に集中する
5)適材を採用する
P42より、
長期思考はイノベーションを可能にする。
長期的な視点は発明に不可欠だ。
発明の過程では、必ずたくさん失敗するから。
P113より、
決算報告書の見栄えをよくるすか、
将来キャッシュフローの現在価値を最大化するかの二者択一を迫られたら、
キャッシュフローを選びます。
P132より、
お客様のニーズを起点に「さかのぼって考える(ワーキング・バックワーズ)」
という哲学は、
「スキルを起点にして考える」やり方とは対照的です。
これは既存のスキルと能力を使って事業機会を広げるというものです。
つまり、「私たちが得意なのはXである。Xを使ってほかにどんなことができるだろう?」
という考え方がスキル起点の哲学です。
P227より、
事業経営で何を最優先するかは、会社によってさまざまです。
競合他社に目を向ける会社もあれば、
プロダクトに注目する会社もありますし、
テクノロジー中心の会社も、
ビジネスモデル中心の会社も、
それ以外のことを核に置く会社もあります。
私は、お客様にとことんこだわることが、はじまりの日の熱気を維持する
うえで何よりも大切な要素だと思っています。
P296より、(あなたの選択があなたという人間をつくる)
賢いよりも優しいほうが難しい。才能と選択は違うということ。
頭の良さは持って生まれた才能です。優しさは選択です。
才能は簡単です。生まれついてのものですから。
選択は難しい。うっかりしていると才能に溺れてしまいます。
そうなると、おそらく選択を誤ってしまうでしょう。
P312より、(富を創造する)
アマゾンの株式の持ち分は、16%だ。
アマゾンの時価総額を1兆ドルとすれば、
20年間で8400億ドルの富を株主のために創造した。
株主という誰かのために8400億ドルもつくりだしたのだから、
素晴らしいことだ。
P318より、
四半期決算が好調なことを発表すると、人は「素晴らしいですね」と言う。
私は「ありがとう」と返すが心の中では、
その業績は3年前に仕込んだものだとも思っている。
経営者の仕事はそこにある。
いつも2、3年先を考えていなければならないし、
もしそうしていれば、1日に100件も決定を下す必要はないはずだ。
1日に3つでも良質な決定ができたらそれで充分。
ウォーレン・バフェットは、一年に3ついい判断ができれば満足
だと言っている。私も本当にそう思う。
P399より、
アマゾンがアメリカで生まれたのは偶然ではありません。
地球上のほかのどの場所よりも、ここアメリカでは新しい会社が生まれ、
育ち、大きく成長できます。
この国は個人の才覚と自立の精神を尊重し、
ゼロからものをつくる創造者を尊重します。
安定した法のもとで起業家とスタートアップを育み、
世界最高の大学教育制度を提供し、
自由な民主主義を尊び、リスクテイクの文化がDNAに根付いています。
P400より、
もちろん、偉大な国家も、完璧ではありません。それでも、
アメリカで享受している恩恵の一部を受けられればありがたいと思う人たちが、
世界には大勢いるはずです。私の父のような
移民には、この国がどれほど素晴らしい宝に満ちているかがわかります。
俯瞰的に見ることができるので、
幸運にもアメリカで生まれた私たちよりもクリアに見えます。
この国では毎日がはじまりの日なのです。
6.おススメな人はどんな人か
金儲けをしたい経営者ではなく、
社会をよくするために社会を変えていこうとする変革者に
おすすめです。
素晴らしい内容です、偉大な起業家は文章もぶっとんでいます。
数年前に読むチャンスがあったにも関わらず、
読まなかった自分を悔やみました。
時価総額が巨大になるにつれて、やるべきことを想像できない人も多い中、
やるべきことをアップデートして見つける力、
すごいと思います。
そんな素晴らしい人を応援することはできると思っていますし、
そんな素晴らしい人がいると信じらる日々に感謝です。
ありがとうございました、
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