2025-12-10

レアアース、実はレアではない  ~脱中国の肝は、ごみ処理コスト~


日々の動画視聴から、おすすめを紹介し、

自分の感想を中心にまとめます。


今日は、pivot の

【実はレアではない?/中国一強の理由は精錬コスト/南鳥島に眠るレアアースの可能性】

です。



レアアースについての解説動画です。

レアではなく、コストの問題だということを

しっかり理解できる良動画です。




【動画の構成(個人的に作成)】


■レアアースの基礎
■中国一強となった経緯
■大事なのはコスト
■マレーシア
■米国
■日本
■ウクライナ
■備蓄の重要性
■今後



【学び&参考になった点】


■レアアースの基礎

・周期表の多くが、レアメタルであり、
 下の方の一部(クニカニド)がレアアース
・Fe(鉄)やCu(銅)は、レアメタルでもない
・主要用途は、高性能な磁石(強い力でも小型化できる)として、
 EVや、スマホのバイブ、ハードディスクドライブなど 


■中国一強となった経緯

・1980年、世界供給の80%のシェアを米国が占めていたが、
 2000年代に、鉱山を閉鎖した
・理由は、製造(原料・エネルギー・環境・人件費)コストが高いから
・台頭したのが、上記のコストが安い中国で、
 現在は、精錬・精製で100%近いシェアになっている


■大事なのはコスト

・日本、豪州、米国は、環境コストが高く、ビジネスとして成立しにくい
・環境コストとは、精錬時のウランやトリチウムなどの放射性物資、
 いわゆるゴミ処理コストのこと
・豪州・米国は、鉱石を掘っても良いが、精錬して濃縮してはいけない状態
 ※放射性物質が濃縮されると、国として面倒だから
・大事なのは、採掘ではなく、ごみ処理のコスト


■マレーシア

・放射性物資というゴミ処理を法整備できている
・2010年頃は、豪州で採掘し、マレーシアでゴミ処理し、
 日本で輸入していた
・しかし、その後、やはり安い中国に戻ってしまった


■米国

・レアアースは、地上に多く存在しており、米国にも多くある
・レアアースの活用量は、多くないので米国だけで完結できる


■日本

精錬技術・環境技術が高い
・南鳥島の海底にももちろん存在しており、2026年から試験掘削が始まる
・海底の話は、コスト的に難しく、事業化には10年以上かかると思う
・むしろレアアースよりもゴールドの方が筋が良いのではないか
・日本は、スクラップの輸入大国になっている
・チタンのアップリサイクル技術も高い


■ウクライナ

・当然陸上に存在するが、レアアースよりもチタンの方が筋が良いだろう


■備蓄の重要性

・ロシアや米国は、常に軍事備蓄をしっかりしている
・報道されているレアアースの不足は、民間利用
・日本は、軍事備蓄も民間備蓄も不十分で、毎回騒いでいる


■今後

・レアメタルの次の7種類のうち、
 現状は④が注目されているが、
 今後は⑤⑥が注目されるはず
①電子材料レアメタル
②合金用レアメタル
③航空・宇宙用レアメタル
④自動車用レアメタル
⑤エネルギー関連レアメタル
⑥原子力用レアメタル
⑦医療・生体用レアメタル



【私の感想】


・レアアースは、レアではなく十分に存在するが、
 コストの問題が重要だと言う話、大事だと思いました

・なるべくしてなってしまったのですね、中国依存に。
 世界がダークサイドからブライトサイドに



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