日々の読書から、おすすめを紹介します。今日は、
夢と金
2023年4月初版
1.著者
西野 亮廣
芸人・絵本作家。コンビ名 キングコング
2.どんな期待を持って読んだか
本書名の夢と金について、
ありきたりの話ではなく、
意表を突いた内容が学べると期待して手に取りました。
3.構成
第1章 富裕層の生態系
第2章 コミュニティー
第3章 NFT
第3章 NFT
4.全体的な所感
全体として、
単刀直入な表現で明快な文章、
西野氏の実体験の具体的な内容が多く、
彼の追体験をしているような感覚で楽しめます。
しかし、読後の感想としては、
第3章のNFTの内容を伝えたくて作った本だな
と感じました。
NFTを活用した資金調達の実例については
なるほどと勉強になります。
個人的には、
第1章の富裕層が普通の人たちの分の金も
負担しているという話に刺激を受けました。
自分がエコノミークラスを使う時に、
ファーストクラスの人に「あざすっ」っていう
感覚を持てるようになりそうです。
5.個別の印象的な内容
P35より、
「高価格帯の商品」をなくしてしまうと、
待っているのは、「お金に余裕がない人からお金をとる世界」
P313より、
20代で生まれた差は、一生埋まらない。なぜなら、
30代は、
20代で勝った者同士で手を組み、20代で負けた者同士で手を組むことになる。
与えられるチャンス、使える人脈、使えるお金には差が生れる一方だからだ。
P315より、
勝率5割なのに、格差が広がっていくゲーム。
2人のスタート時の所持金は1000円。
賭けられる金は、所持金の20%。
まず、Aが勝てば、Aの所持金は1200円になり、
Bは負けて所持金は800円になる。
次の勝負では、Aは240円(1200円×0.2)を、
Bは160円(800円×0.2)を賭ける。
そして、Bが勝つと、Bは960円(800+160)、
Aは1040円(1200-160)の所持金になる。
6.おすすめなのか
最もお勧めしたい人は、資金調達をしたい人です。
銀行や株式以外の選択肢もあるぞという視点を得ることができると思います。
それから、
夢と人生で悩みを抱えている人におすすめしたいです。
よく「夢か金か」で夢をあきらめる人はいますが、
そうではないことを説得してくれます。
ちなみに、私自身も、
金を選択して、夢をいったん諦めています。
ストックとしての資金ではなく
フローとしての給料が重要な環境になったためです。
私は、金のために夢を諦めましたが、
数年後に、設立した会社が上場し多額のストックを得ました。
改めて、人生とは面白いものです。
そして、FIREしたはずなのに、自分の好きな学びとアウトプットのために、
毎日忙しく過ごしてます。
ありがとうございました。
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