日々の読書から、おすすめを紹介します。今日は、
日本外交の劣化 ~再生への道~
2024年5月初版
山上信吾
前駐豪特命全権大使。米国、英国などでの経験多数
1984年 外務省入省
2007年 茨城県警本部警務部長
pivotや楽待での動画を観て、
かつての外務省時代の仕事のことや、
考え方を理解したいと思ったので、読んでみました。
3.構成
第1部 日本外交劣化の現実
第2部 なぜここまで劣化したのか?
第3部 再生への道
4.全体的な所感
オーストラリアでの経験はもちろん、
米国、英国での経験なども知ることができます。
個人的には、県警での経験と、警察と外務省との仕事の違いなどを
比較した内容が非常に興味深く感じました。
5.個別の印象的な内容
第1部では、
ロシア、中国、米国、韓国、中東との近年の外交を中心に、
劣化の内容を具体的な事例をもって多く紹介しています。
若干悲観的になりがちですが、外交の実情も知ることができました。
第2部では、
外交が劣化した背景を、個人的・組織的な要因として、
これまた具体的な事例をもって多く紹介しています。
「遺書」と著者が述べる覚悟がよくわかります。
個人的な要因としては、情報のインプット・アウトプット、日の丸を背負う気概、
組織的な要因としては、ロビー活動、事なかれ主義、無責任体質、
外務省としてのプレゼンス低下や規律の弛緩、など視野広く展開されています。
第3部では、
第2部を解決するための各種提案がなされていました。
最終的には一人ひとりの変革が再生につながるのだと思いますが、
私は、組織としての経年劣化や制度疲労などが真因であり、
その修正には長い時間が必要になってしまうと危惧します。
6.おススメな人はどんな人か
外交という仕事に興味を持っている人や、
国際情勢を支える仕事を理解したい人におすすめです。
私も学生時代に本書に出会っていれば、
外務省に入りたいと気持ちが高ぶったと思います。
しかし一方で、入省したら
必ず現実の目の前の作業に翻弄されるのだろうと思います
ありがとうございました、
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