2026-02-10

グリーンランドの三つ巴戦略 ~デンマークとアメリカといかにつき合うか~


日々の動画視聴から、おすすめを紹介し、

自分の感想を中心にまとめます。


今日は、pivot の

【【米国取得論】グリーンランド側は何を考えているのか/デンマークとの複雑な歴史で独立の機運高まる】

です。



グリーンランドを含めた北極圏の専門家、

高橋美野梨(北海学園大学)氏による

具合的な話が非常に参考になるので、

記録しておきます。



【目次】


■トランプ大統領によるグリーンランド取得発言

■デンマークとの歴史

■アメリカとの歴史

■政治

■アメリカとデンマークの動き

■デンマークの資源(レアアース)



【学び&参考になった点】


■トランプ大統領によるグリーンランド取得発言

・2025年初旬から所有と管理に関する発言があった

 もっと言うなら、アメリカの建国以来、何度も発言してきた

・島民に対する現金給付は、2025年夏頃は1万ドルだった

 ※デンマークからの島への経済支援に対抗するため

・2026年の給付額10万ドルでは、島民の年収の2~3倍以上となる


■デンマークとの歴史

・1720年代 デンマークの植民地になる

・1953年 デンマーク憲法改正により、一地方になる

     強制的に島からデンマーク本当に子供を連れていき、

     デンマークの教育をしていた

・1979年 デンマークの自治領になる

     年間予算の50%は、デンマークからの経済支援

     年間予算の40%は、現地の水産業とその加工業

・2000年代 1950年代のデンマークがやったことは

 文化ジェノサイドであるとし、独立の機運が高まった


■アメリカとの歴史

・第二次世界大戦前に、アメリカの軍事基地や関連施設がつくられた

・今でも、米軍基地や施設がおかれている

・人里離れた土地に基地などを作れっているので、

 問題は少なく、親米派が多いだろう

基地の整理縮小よりも、運営に関わりたい島民が多い

・2000年代 アメリカ・デンマーク・グリーンランドの

 三者での複合協定(貿易や防衛など)が結ばれる


■政治

・2025年3月に自治議会選挙があった(31議席のみの小さな議会)

・ほとんどの党がデンマークからの独立を支持している

・島民の8割は、独立はしたいがアメリカの一部になることは反対

・島民の5割以上は、アメリカとの関係は強化したい考え


■アメリカとデンマークの動き

・アメリカが前のめりになるほど、デンマークも動きを強めている

・例えば、デンマーク側が島の生活保障や安全保障の政策を改善した

 例えば、空港の滑走路を整備したり、医療費用を全額負担しようとしている

長らく、デンマークにほっとかれていたが、今注目され、ケアされるようになっている


■デンマークの資源(レアアース)

・資源埋蔵量は多くある

・開発コストが莫大にかかるため、未着手な状態

・2021年に議会が、資源開発の中止を決め、中国資本は締め出されたはず



【私の感想】


・北極圏の専門家にアプローチして、的確な解説を引き出してくれており、

 非常に興味深い内容でした


・現金給付の規模感や、デンマークとの関係、島の経済や政治など

 多岐にわたる分野を俯瞰することができる素晴らしい内容ですね


・人口の少ないグリーンランドが、

 デンマークやアメリカとどのように立ち回っていくかを

 垣間見ることができました。

 これは同時に、日本が米国と中国とどのように立ち回っていくかを

 考えるヒントになりそうです。



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