2025-05-11

スタートアップで働くということ

   

日々の読書から、おすすめを紹介します。今日は、

『スタートアップで働くということ』

2017年12月初版




1.著者



ジェフリー・バスギャング

BCGからHBSでMBAをとり、起業家かつ
フライブリッジ・キャピタル・パートナーズのゼネラルパートナー



2.どんな期待を持って読んだか



スタートアップという言葉で
ひっかかった本であり、
スタートップの組織の解像度を高められるかも
という期待を持って読み始めました。



3.構成



序章  スタートアップの世界に足を踏み入れる
第1章 プロダクトマネジャー
第2章 事業開発マネジャー
第3章 マーケティング部門
第4章 グロースマネジャー
第5章 販売
第6章 財務
第7章 企業探しの最適なプロセス



4.全体的な所感



章立てが、スタートアップ企業の組織・部門ごとになっているため、
構成は非常にわかりやすいです。

本書でも記載がありますが、
創業者向けというより、その周辺で創業者と共に働く人のため
書かれた本は稀有な存在だと思います。

自分の思い出としては、
まさに創業者のナンバー2として、
描く未来を少しでも正しく理解し、
その実現に向けて貢献したいという思いでした。



5.個別の印象的な内容



P13より、
本書を書いた理由は下記。
巷には「起業家」向けの本は多くあるが、「参加者」向けの本がない。
「参加者」とは、創業者と共に大仕事に挑む、
ナンバー2以下の多くの従業員のことである。


P35より、
PM(プロダクト・マネジャー)(の端的なすべきこと)は、
製品の中で、出荷前に直してほしいバグ、残していいバグを決めること。


P67より、
PMの役割は以下の要素により、多様です。
①スタートアップか成熟した企業か、
②法人重視か消費者重視か、
③意思決定の中央集権の度合、
④プロダクトの展開規模、
⑤開発の指針


P85より、
最高の起業家になるのは、プロダクト責任者の経験者だと考えられています。
そして、最高のVCになるのは、元起業家だと考えられています。


P93より、
事業開発組織の主な焦点は、パートナーとの契約を獲得することにあります。
ここでのステップは、
戦略の構築、
パートナー候補の特定、
ピッチの作成と実行、
条件の交渉、
パートナーシップの実行です。



6.おすすめなのか


起業とはどういうことかを理解し、
スタートアップで働いてみたい人
おすすめです。

また、創業者であり、
スタートアップの組織をどんどん大きくしていこうとしている人
おすすめです。



ありがとうございました。



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