日々の動画視聴から、おすすめを紹介します
今日は、pivot の
【年金問題。俗論を切る!】
です。
Pivotは、経営、テクノロジー、マネー、政治などのテーマを中心に、
多くを学べるチャンネルです。
本動画は、雇用ジャーナリストの海老原氏が
年金問題でよく言われる俗論の解説をします。
将来の年金制度に不安を持っていましたが、
もしかしたら制度を理解できていないが故だったのかもしれません。
未来に希望をもてる内容でしたので、
記録しておきたいと思います。
【動画の構成(個人的に作成)】
・日本の年金制度・健康保険制度は世界の中で相当うまくできている
・俗論① 基礎年金は未納率が高いので、消費税で賄うべきか
・俗論② 年金は、賦課方式よりも積立方式の方がよいのでは
・俗論③ 年金の積立金が不足してしまうのではないか
・俗論④ 高齢者比率が上がり続ければ、年金保険料もあがり続けるのでしょう
・俗論⑤ 人口が減少すれば、年金負担が増加するのではないか
・俗論⑥ 将来、給付は減少するのではないか
・俗論⑦ 今の人は「払い損」で昔の人は「もらい得」なんでしょう
・俗論⑧ 75歳繰り下げ延長は、悪なのか
【学び&参考になった点】
俗論① 基礎年金は未納率が高くて、いずれ破綻するのでは
・新聞やテレビで、未納率が4割とか5割と報道されることが多いが不正確
・これは、1号保険者の2000万人のうち、未納者としている900万人のことを指している
・2005年では、1号・2号・3号の加入者7000万人中、
実質の未納者は、免除者や猶予者を除いた300万人であり、5%未満
・未納率が高く消費税で賄ったほうがよいという意見は、企業側の論理
企業負担分が0円になるため。
大企業やメディアのスポンサー企業は、消費税にしてもらうとうれしい
俗論② 年金は、賦課方式よりも積立方式の方がよいのでは
・1960年に国民年金制度が施行されたため、積立方式の場合、
1960年に20歳だった人が年金をもらい始めるのは、2005年になる。
それまで待てる人はどれだけいたのか?
・積立方式の場合、インフレ(デフレも)の影響をもろに受ける
・1960年の寿命は、69歳だったが、今の寿命は80歳超。
寿命の伸びを予測し、積立しておけるか
・先進国かつ大国のほとんどが賦課方式
例)アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、
・積立方式の国は、新しくて小さな国しか導入していない
例)シンガポール、チリ
俗論③ 年金の積立金が不足してしまうのではないか
・そもそも、賦課方式では積立金が不要である
・日本は、1960年頃若者が多く年寄りが少なかったため、積立金を蓄積できた
→これを「修正積立方式」という
・日本の積立金は、それだけで4年間ももつほどある(G7でトップ)
・GPIFが運用しているのは、この積立金であり、年金枯渇には関係ない
俗論④ 高齢者比率が上がり続ければ、年金保険料もあがり続けるのでしょう
・2004年に年金百年安心制度ができ、「給付建て」から「拠出建て」に変更した
・つまり、給付額を維持する場合は、拠出額は上げないようにした
2018年以降はあがっていない
・破綻しないように、マクロ経済スライドを導入した
俗論⑤ 人口が減少すれば、年金負担が増加するのではないか
・出生率の減少率が小さくなれば、50年くらいで負担率は軽くなっていく
・出生率は2006年に底を打ち、その後、少し上昇した
・この考えから、積立金を充てたり、マクロ経済スライドをすることで、
2060年には安定する(年金負担増加がなくなっていく)
俗論⑥ 将来、給付は減少するのではないか
・厚生年金を60歳で払い止めすると、所得代替率51%だが、
雇用延長して65歳まで払い込めば、所得代替率55%になる
・受給開始を遅らせればよい。長く働けばよい
・WPPを推奨
Work Longer(長く働き),
Private Pensions(企業年金や民間年金),
Public Pensions(公的年金)
俗論⑦ 今の人は「払い損」で昔の人は「もらい得」なんでしょう
・厚生労働省が、「1940年生の人は払った額の6倍をもらえた、
1990年生の人は払った額の2倍しかもらえない」
という資料を出したが、2倍ももらえるのはうれしいはず
・1940年生の人は、無年金・低年金の親を自分で養っていた
(多く払っていた)ことも考慮すべき
俗論⑧ 75歳繰り下げ延長は、悪なのか
・国民は、受給を1年後ろ倒しすれば8%受給額が増える
国にとっては、損でも得でもない。国民の選択肢を広げただけ
・寿命が3年伸びたらほぼ同じ期間の健康寿命が伸びるデータがでているので、
働いて繰り下げ延長すればよいはず
【私の感想】
・長くなってしましたが、
未来の日本人に希望を与える内容だと思いましたので、
がんばって記録に残しました
・俗論⑤の出生率の減少率の話で、
50年後に明るい未来が見えたのは、衝撃でした。
・日本のことを好きになりそうです
ありがとうございます
今後のブログの改善のためにも、
0 件のコメント:
コメントを投稿