日々の動画視聴から、おすすめを紹介し、
自分の感想を中心にまとめます。
前回に続き、今日は、pivot の
【亡国のコメ政策】なぜコメ価格が下がらないのか
です。
Pivotは、経営、テクノロジー、マネー、政治などのテーマを中心に、
多くを学べるチャンネルです。
本動画は、農学博士で元農林水産省で働いていた
山下一仁氏による1.5時間ほどの動画の
農水省および減反政策の歴史
についてまとめておきます。
(31分~さいごまでのまとめ)
【動画の構成(個人的に作成)】
■減反政策の発端と農協の台頭
■米の生産量と減反
■農協の特権
■改革が必要なコメ政策
■農業従事者と産出額の関係
■農林水産省の存在意義
【学び&参考になった点】
■減反政策の発端と農協の台頭
・戦後、米の生産が増えて「過剰米」の処理に3兆円のコスト
がかかるようになった
・それなら生産量を減らそうと、1970年に減反政策が開始された
農水省の権益を守るために、始まった
・1995年以降、農協が米価を決める存在になってしまった
■米の生産量と減反
・1961年から2022年までで、
アメリカの生産量は、3.5倍に増加した
日本はの生産量は、補助金を出し減反することで、0.6倍になった
・日本は、1967年に1400万トンだったが、2022年は670万トンになった
・なお、減反をやめれば、1700万トンになる
これらについて、国内消費向け700万トン、輸出1000万トンとすれば、
2兆円の貿易黒字に貢献する
■農協の特権
・銀行事業、その他事業などが認められている
・生保や損保も認められている
・法人税は全農でも中小企業並みであり、
固定資産税や配当は非課税である
・独禁法の適用から除外されている
■改革が必要なコメ政策
・日本の単収(生産性)は減反で停滞し続けている
・日本の単収は、490kg/10a
・アメリカの単収は、800kg/10aとずっと負けている
・中国の単収は、510kg/10aと抜かれてしまった
■農業従事者と産出額の関係
・1995年から2022年にかけて、農業従事者は3割になってしまった
・しかし、農業産出額は9割を維持できている
■農林水産省の存在意義
・1960年代は、農水省は、
大規模農家を増やし、安く米を生産できるようにしたかった
・一方、農協(1人1票制で零細農家を多く抱える)は、
「選別主義反対」という声をあげて上記に強く反対した
・そのいざこざを経て、1970~1980年代に、
農水省の天下り意識が強まり、
白書などで、兼業農家も大事だという記述が増えてしまった
【私の感想】
・税制面でも優遇を受けていることには、
悲しさを感じました
・一刻も早い改革を目指します
・山下氏を応援したいです
ありがとうございます
今後のブログの改善のためにも、
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