日々、複数視聴した動画の中から、おすすめを紹介します。
今日は、中田敦彦のYou Tube大学
【シリア・アサド政権の崩壊】の動画です。
シリアのアサド政権の崩壊の解説動画ですが、
シリアの独裁の歴史を宗教と絡めて解説してくれた動画です。
まとめておきたいと思いました。
【動画の構成(個人的に作成)】
・12月8日シリア首都制圧
・12日間という短期決着の理由
・シリアの激闘史
・シリアの今後
【学び&参考になった点】
12月8日シリア首都制圧
・1971年からアサド親子2代に渡り50年以上独裁をしてきた
・2011年の「アラブの春」から13年間内戦をしてきた
・反体制派が11月27日から12日間で制圧してしまった
12日間という短期決着の理由
・アサド政権を支援してきたロシアとヒズボラとイランの支援が途絶えたため
①数千人規模のロシアの支援が途絶えた(ウクライナ侵略を続けているため)
②数千人規模のヒズボラの支援が途絶えた(イスラエルとの戦闘のため)
③イランの支援が途絶えた(イスラエルとの戦闘のため)
・政権軍の士気が下がった
(アサド大統領が飛行機で早速逃げたため)
(アサド大統領は給与を50%上げると伝えたが…)
・徴兵を拒む国民が500万人国外逃亡していた(特に徴兵候補の若者)
反体制派の準備
・1年がかりで25000人が集まった
・東西南北から一斉に立ち上がった
・政権軍は首都に逃亡し、反体制派は武器を獲得した
シリアの激闘史
20世紀 フランスが支配していた。フランスは、
少数派のシーア派(アラウィ派)を取り込み、スンニ派を抑圧した
1946年 独立
1970年 国防大臣だったハフェズ・アサドが軍事クーデターを起こす
1971年 ハフェズ・アサドが大統領に就任
1994年 長男が交通事故死したため、次男バッシャール帰国
次男は、眼科医になるために英国留学していた
2000年 ハフェズ・アサド大統領が死去し、世襲で次男が大統領に就任
2011年 「アラブの春」以降、内戦開始
2014年 ISがシリアとイラクにまたがる国家宣言をした
アサド政権の権力を懸念する声が高まる
2015年 ロシアが軍事介入し、ISなどに空爆
2018年 ISや反体制派を制圧
2023年 アラブ連盟に13年ぶりに復帰(シリア政権が盤石だと周辺国に思われた)
2023年10月 ハマス・イスラエルの戦闘開始
2024年12月 反体制派が勝利
シリアの今後
・中東におけるロシアとイランの影響力は弱まっていく
・トルコの影響力は強まっていく
シリアから300万人が逃げてきており、今後シリアに帰っていくから
・HTS以外にも反体制派は複数あるため、HTSがそれらをうまくまとめられるか不明
HTSは米国から人道的組織とみられていないかも
【私の感想】
・政権から逃れるために、500万人が国外逃亡をするという話、
日本オワコンと言われるけど、まだまだ幸せの国だと実感させられますね
・ロシアがどのようにしてシリアに入り込んできたのかも
興味深く知ることができます
・アメリカが「世界の警察をやめる」ことにより、
世界が動きやすくなり、シリア政権が転覆してしまうという流れ
だったのでしょうか
ありがとうございます。
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