2026-10-11

中国のスパイは中国企業 ~AI蒸留問題~

今日の記録は、海外Yパパラジオ より、

【【まさに自爆】中国AIの蒸留問題で中国当局が捜査開始】

という動画を参考にします。



中国政府が中国新興AI企業の調査を開始したという話について、

AIにおける蒸留についてわかりやすい内容なので、

まとめておきます。



【目次】


■2026年9月10日、Anthoropicの報告書

■手口

■中国にとっての自爆

■脅威の数字(Yパパ9/25より)



【学び&参考になった点】


■2026年9月10日、Anthoropicの報告書

・中国新興AI企業の7社が、AnthoropicのClaudeを蒸留することで、

 中国の重要データを米国に渡していたという自爆事件

・7社とは、Moonshot、DeepSeek、Zhipuなど

・蒸留とは、他社の質問回答をコピーし、自社AIに覚えさせること。

 自社で開発するよりも、1/100コストが安い。

 ジェネリック医薬品のようなもの。

 コピペでパクればよいので、最先端のGPUが不要となる

・重要データとは、警察、軍、国有企業のデータなど

・人民解放軍が軍の監視カメラのデータをkimiに分析させていたのだが、

 データがそのままClaudeに流れていたということ

・その結果、9月22日、中国軍がMoonshotとDeepseekの調査を始めた


■手口

・上記の会社は、顧客の質問を裏でClaudeに流して、回答をコピペすることにより、

 「顧客の本当の困りごと」と「Claudeの答え」を入手していた

・DeepSeekは、14日間だけで、1200万回もをClaudeとやり取りしていた

・中国国内ではChatGPTもClaudeも使えない。

 だから、偽アカウントを作りまくっている(Moonshotは5400個もの偽アカ)

・偽アカは、主に、日本とシンガポールに存在していた


■中国にとっての自爆

・Anthropicは、2025年9月以降、中国系企業にClaudeを使わせていなかった

・偽アカウントで中国は、質問に対する答えを入手したが、

 より大事なデータを米国に渡していた


■脅威の数字(Yパパ9/25より)

・AIの値下げ競争が激しい

 出力100万トークンの費用が、60㌦(2023年)→ 0.5㌦(2026年)

 1年間で1/13になる(by EpochAI)

 安さ競争になるのは、個性がなくコモディティとなるから

・AI会社が儲からない数値的背景

 OpenAIの見通しは、2030までのインフラ投資額 > 2030までの売上合計

 Anthropicは、やっと黒字になったのに、すぐに値下げをした。

・カルテルをしないとビジネスを守れない(電気や水やオイルのように)

・光ファイバーの過去事例

・2002年、光ファイバー回線を敷き過ぎたため、

 3年間で1/3にまで下がり、グローバルクロッシングやワールドコムが破綻した

 


【私の感想】


・蒸留によって、お金も儲かりますね、すばらしい、すばらしく卑怯。

 これをジェネリック医薬品と似ているというのは、言いえて妙です

 確かに、一定期間の既得権益を守る制度がなければ、

 米国企業は、厳しいですね


・この事件は、中国企業が中国政府のスパイをしていたということになりますね


・値下げ競争が本当だとしたら、

 米国AI企業は本当にカルテルをしたいでしょうね



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