有象無象の動画の中から、価値の高い動画をおススメします。
忙しい読者の方の動画視聴のきっかけになれば幸いです。
今日は、pivot【基礎から学ぶ、エネルギー問題】の動画です。
都知事選では、予想通り小池氏当選ですが、
2位に石丸氏が伸び、投票率も高くなり、政治への関心が高まりました。
変革には時間がかかること、それは政治に加え、エネルギー問題も同じです。
解説する竹内氏は、元東京電力社員で、独立し、政策提言を行っています。
イメージだけで語られがちなエネルギー問題を、
客観的に歴史とともに理解できると思いました。
【動画の構成】
・エネルギー問題の基礎_時間軸
・エネルギー問題の基礎_トリレンマ
・エネルギー問題の基礎_在庫の持てない生鮮品
・歴史
【学び&参考になった点】
エネルギー問題の基礎_時間軸
・エネルギー問題の時間軸は、長い
長期とは30年以上、10年未満は短期
→ベンチャーや企業変革を意識するあまり、
長期で15年、短期で1年という感覚を持っていたが、
やはり「政策」が絡んでくると全く違う世界だ
エネルギー問題の基礎_在庫の持てない生鮮品
・需要に合わせた供給が必要
→EVを蓄電池として活用する例がでているが、
それは個人消費の小さなレベルであり、
BtoBなどの大量消費を考えると、蓄電は現実的でないのだろうか
そういう技術があればいいのに、ないのだろうか
エネルギーの歴史
・戦前は、
日本に対する石油輸出を止めたため、日本は無謀な戦争に進んでしまった
「油に始まり、油で終わった」
・1950年代は、
大戦後、石油輸入は制限され、水力発電所を急ぎ開発した
・1960年代は、
日本でも石油が輸入可能になると同時に、
世界の需要も急増した
・1970年代は、
石油ショックを経験。政府は外国に土下座外交をして回った
脱石油に向け、原子力開発を推進したり、
LNGを世界で初めて商業化した
■LNGとは、天然ガスを液化しタンカーにのせて運び
日本でまたガスに戻すため、技術も必要かつ多くのコストがかかる
日本でまたガスに戻すため、技術も必要かつ多くのコストがかかる
■天然ガスというときは、液体ではなく気体としてのガス
多くの国は、気体のままパイプラインで運ぶので、安価
→このため、「天然ガス」ではなく「LNG」と記述されることが多いのか
電気料金は、総括原価方式
原発やLNGのイノベーションを後押ししやすい
・1990年代
電源のバランスが良くなり、安定供給となった
経済性に関心が高まり、料金が自由化(BtoB)
【私の感想】
・元東京電力社員の人で、勇気をもって社外に出た人だろうな
・東電は、政府にべったりかと思っていたけど、そうでもないことを知り、
驚いた
・内閣が外交上発表したことに対して、その遂行圧力をかける政府、
振り回される(政府に近い)企業の話が垣間見れる
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