2024-07-09

pivot【基礎から学ぶ、エネルギー問題】の動画をおススメしたい

有象無象の動画の中から、価値の高い動画をおススメします。

忙しい読者の方の動画視聴のきっかけになれば幸いです。

今日は、pivot【基礎から学ぶ、エネルギー問題】の動画です。






都知事選では、予想通り小池氏当選ですが、

2位に石丸氏が伸び、投票率も高くなり、政治への関心が高まりました。

変革には時間がかかること、それは政治に加え、エネルギー問題も同じです。

解説する竹内氏は、元東京電力社員で、独立し、政策提言を行っています。

イメージだけで語られがちなエネルギー問題を、

客観的に歴史とともに理解できると思いました。


【動画の構成】

・元・東京電力社員として考える電気のあり方 
・エネルギー問題の基礎_時間軸
・エネルギー問題の基礎_トリレンマ
・エネルギー問題の基礎_在庫の持てない生鮮品 
・歴史


【学び&参考になった点】

エネルギー問題の基礎_時間軸

・エネルギー問題の時間軸は、長い
 長期とは30年以上、10年未満は短期
→ベンチャーや企業変革を意識するあまり、
 長期で15年、短期で1年という感覚を持っていたが、
 やはり「政策」が絡んでくると全く違う世界だ


エネルギー問題の基礎_在庫の持てない生鮮品

・需要に合わせた供給が必要
→EVを蓄電池として活用する例がでているが、
 それは個人消費の小さなレベルであり、
 BtoBなどの大量消費を考えると、蓄電は現実的でないのだろうか
 そういう技術があればいいのに、ないのだろうか


エネルギーの歴史

・戦前は、
 日本に対する石油輸出を止めたため、日本は無謀な戦争に進んでしまった
 「油に始まり、油で終わった」

・1950年代は、
 大戦後、石油輸入は制限され、水力発電所を急ぎ開発した

・1960年代は、
 日本でも石油が輸入可能になると同時に、
 世界の需要も急増した

・1970年代は、
 石油ショックを経験。政府は外国に土下座外交をして回った
 脱石油に向け、原子力開発を推進したり、
 LNGを世界で初めて商業化した
  ■LNGとは、天然ガスを液化しタンカーにのせて運び
   日本でまたガスに戻すため、技術も必要かつ多くのコストがかかる
  ■天然ガスというときは、液体ではなく気体としてのガス
   多くの国は、気体のままパイプラインで運ぶので、安価
  →このため、「天然ガス」ではなく「LNG」と記述されることが多いのか

 電気料金は、総括原価方式
  原発やLNGのイノベーションを後押ししやすい

・1990年代
 電源のバランスが良くなり、安定供給となった
 経済性に関心が高まり、料金が自由化(BtoB)



【私の感想】

・元東京電力社員の人で、勇気をもって社外に出た人だろうな
・東電は、政府にべったりかと思っていたけど、そうでもないことを知り、
 驚いた
・内閣が外交上発表したことに対して、その遂行圧力をかける政府、
 振り回される(政府に近い)企業の話が垣間見れる




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