有象無象の動画の中から、価値の高い動画をおススメします。
忙しい読者の方の動画視聴のきっかけになれば幸いです。
今日は、pivot【基礎から学ぶ、エネルギー問題】の動画です。
③と④がアップされました。
解説する竹内氏は、元東京電力社員で、独立し、政策提言を行っています。
イメージだけで語られがちなエネルギー問題を、
客観的に歴史とともに理解できると思いました。
【動画の構成】
・理想のエネルギー
・日本のEV事情
・再生可能エネルギー促進法の失敗
・太陽光以外のエコエネルギー
・原子力規制の役割
・原子力の未来展望
・廃棄物処理の倫理
【学び&参考になった点】
理想のエネルギー
・唯一の理想のエネルギーなんてない、
どのエネルギーも長短を合わせてもっているのだから、
どれかではなくどのエネルギーもうまく使っていくに限る
・GAFAが日本にデータセンターを作ろうとしているが、
電力供給が可能なのか不安、日本政府はどう考えているのか
・シンガポールは、エネルギー供給ができないという理由から、
2019年から3年間はデータセンターの新設禁止としていた
・再生可能エネルギーと原子力発電を強化すべき
理由は、海外に燃料依存しなくてよくなるから
再生可能エネルギー促進法の失敗
・国民の経済的な負担が大きいこと
年間2.7兆円になっている、これは消費税2円上乗せしていることと同義
・固定価格買取制度(FIT制度)の値付けが悪いこと
普及のために、20年間も高い価格のまま払い続けることにした
感度の高い人は、そのタイミングで参入したが、今は価格は下がりうまみはなくなった
・エネルギー政策は、インフラであり、儲かるものでない方がサステナビリティ
エコエネルギー
・太陽光発電量は、日本は世界4位(1位米国、2位中国、3位インド、4位日本)
国土の広さを考えると、十分なほど
・洋上発電については、日本は欧州に比べて環境が不利
■遠浅の海が少ない
■風量が安定しない(欧州の半分しか吹かない、台風は強すぎ)
・地熱は、発電量がまだ少ない
・日本は、G7の中で、イギリスとともに貴重な目標に対してオントラックの国
原子力発電
・原子力安全規制委員会の透明性を高めないと委員長の独断でことを進めてしまう状況
・稼働年数を唯一決めている国は、日本のみ(原則40年、最長60年)
この40年に明確な理由はないが、おそらく技術者の技術伝承をするため
伊勢神宮の式年遷宮と同じ理由
・廃棄物処理については、技術的な問題というよりも政治的な問題が大きい
【私の感想】
・元東京電力社員といういことで、民主党政権に批判的なことは
割り引いて聞くべきかと思いました
・グローバルに活動している方であり、感情ではなくデータを示してくれて
考えるきっかけになりますね
・太陽光発電量が世界で日本は4位とは、意外でした
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