2024-07-13

東大病院をやめて埼玉で開業医になった僕が世界をめざしてAIスタートアップを立ち上げた話

日々の読書から、おすすめを紹介します。今日は、

東大病院をやめて埼玉で開業医になった僕が
世界をめざしてAIスタートアップを立ち上げた話

2024年6月初版





1.著者


多田智裕

AIメディカルサービス代表取締役CEO、医療法人ただともひろ胃腸科肛門科理事長




2.どんな期待を持って読んだか


エンジェル投資をしようと考えているので、
スタートアップ、医療などのキーワードで
なにか得られることがあればと思い読みました。



3.構成


第1章 目標力 そこそこの目標設定では、そこそこの結果しか出ない
第2章 孤高力 隣を見ない、隣と比べない
第3章 傾聴力 知りたいことは、臆せず聞きに行く
第4章 徹底力 凡事徹底、地味でもやるべきことをやり切る
第5章 連帯力 一人ですべてのことはできない
第6章 確信力 不安は因数分解すればたいしたことはない



4.全体的な所感


本のタイトルが長すぎます。。。

章立てが非常にシンプルなため、
能力開発的な内容かなと予想しましたが、
内容は、章から飛び出してスタートアップのストーリーが語られており、
非常に面白かったです。

AIの泥臭い作業の話や、
医療機器の承認の大変さ、
医療現場のことなど 非常にリアルに学ぶことができると思います。


資金調達は次の通り。

2018年に、シリーズAとして、インキュベイトファンドから10億円
その後、シリーズBとして、46億円
2022年に、シリーズCとして、ソフトバンクビジョンファンド2号から80億円
を調達しています。

全体として、
読者に挑戦することを促す本です



5.個別の感想


P98より、

「メディカルモールの失敗の原因の多くは、利便性のよくない場所に作ったこと、
 一般内科が入居したこと」
「なんでも診てもらえる一般内科に患者の多くが行ってしまう」

→メディカルモールには、一般内科をいれないことが結構肝になるという話は
 なるほどなと思いました。

→近年の傾向として、町医者ではなく、
 専門性の高いクリニックに患者は来る傾向があるとのこと
 たしかにな


P200より、

「思いついたアイデアを覚悟を決めてできうる限りの時間を投じて、
 やるべきことを調べ上げ、やり切ったことがほかの人との違い。
 そしてそれらをやり切るためには「思いの強さ」が最も大事」

→著者は灘中・灘高・東大理Ⅲの人なので、
 前提として能力が極めて高いことはあるのですが、
 「思いの強さ」を最大の違いだとしている点がすごいですね
 

6.おすすめなのか


著者は、
能力が非常に高く、実行力などの複数の能力を兼ね備えている人だと思います。

能力を高めること、凡事徹底すること、・・・
それらのベースにあるものが
「思いの強さ」であるならば、誰にとっても参考になると感じました。

実際、「思いの強さ」はほとんどの人にはありませんものね

個人的には、「物事の意味づけを自分で考えられる人」は、
内発的動機付けがうまいので、
自分で課題や解法を見つけ出しやすく、社会で成功しやすいと思っています。

同じことなのではないかと感じました。





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