2024-07-02

pivot【日本の苺×テックで255億円調達】の動画をおススメしたい

有象無象にある動画の中から、価値の高い動画をおススメします。

忙しい読者の方の動画視聴のきっかけになれば幸いです。

今日は、pivot【日本の苺×テックで255億円調達】の動画です。



アメリカで農業企業を経営する古賀氏をインタビューする動画

TEDでのスピーチを日本人4人目として成し遂げている

日本でも農業テックベンチャーが生まれていますが、
はじめからからグローバルで始める理由などが非常に参考になります。

農業に関心のある、ビジネスモデル戦略を考えている人にとって
参考になる動画だと思いました。

動画の構成は、

前半(You Tube)は、
・TEDでの裏話 
・アメリカで植物工場を作ろうと思った理由
・なぜ「いちご」なのか
・テクノロジーで変わる農業の未来
・初期のマーケティング

後半(pivot)は、
・建設費200億円の目がファームの全貌
・日本の農業の強み 
・グローバルで活躍するために必要なこと 


まずは、
動画の中で自分が参考になった点をまとめておきます。

・植物工場を作ろうと思った理由

サステナビリティが重要だから。
世界の農業が抱える共通課題は、下記などにより、コストが上がっておりサステナビリティでなくなってきている。
  水が不足してきている
  農薬が高くなり、農薬を使ってほしくないという流れもある
  災害も増えている
植物工場は、現状は割高だとしても将来的に規模を拡大できれば、サステナブルにできそう。古賀氏のメガファームでは、電気は自家発電、水もリサイクル、工場内なので無農薬を実現できる段階に入っている


・アメリカで植物工場にを作ろうと思った理由

施設園芸(グリーンハウス)は、日本・オランダ・イスラエル・韓国などでなされている
アメリカの施設園芸は少ない。
だから、日本の施設園芸の技術を工場化・工業化することで、アメリカで成功できるのではないか


・なぜ「いちご」なのか

その1。収益性。
 植物工場で扱う人気の作物はレタス
 それだと競合も多く、結局安くしか売れないため、儲からない

その2。ブランド。
 レタスのような差別化できないものではなく、
 「とちおとめ」などのブランドがあることが大事

その3。技術。参入障壁。
 苺は実らせるために、蜂による受粉が必要だが、それは簡単ではないが、
 技術の確立ができれば、強力な参入障壁となる




続いて、
私の感想を備忘録的に残しておきます。

・コンサル出身らしく、ベンチマークや他企業を参考にしている

・私は、「農業の工業化」の時代がきていると感じる。まさにその成功例

・日本の農業も、工業化できれば、食料自給率が大幅に改善されると思っている


Pivotの配信開始7日間を過ぎても、後半もオープンにされているので、
通してみることができます。



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