2024-12-08

教養としての世界の政党

   

日々の読書から、おすすめを紹介します。今日は、

教養としての世界の政党

2024年07月初版



1.著者



山中 俊之
著述家・コラムニスト

1990年に外務省入省
日本総研を経て、
2010年に株式会社グローバルダイナミクスを設立


2.どんな期待を持って読んだか



世界のニュースの背景を
・一歩踏み込んでい知りたい
・少し解像度をあげたい
と感じるようになり手にとりました。


3.構成



序章  政党とは何か?
第1章 北米――キリスト教の理想郷の模索と個人主義
第2章 西欧――戦争と合従連衡の歴史が生んだ連立政党
第3章 東欧――E Uに波紋を呼ぶ右派ポピュリズム政党
第4章 北欧――リベラル志向が強い「大きな政府の小さな国々」
第5章 ロシアと旧ソ連――権威主義の伝統
第6章 中国とアジア――非西欧型政治を模索する国々
第7章 中東――不安定を克服できない各国の政治
第8章 ラテンアメリカ――「貧富の格差」の克服を目指す政党
第9章 アフリカ――資源を生かしきれない腐敗した政党



4.全体的な所感



本の政治ですら、十分に理解していないこともありますが、
各国の政治の仕組み、周辺国との歴史、国内・政党の歴史など
政党の今を理解することが大変なことだと痛感しました。

本著はボリュームがありますが、
非常に内容も濃く勉強になると感じています。

主要な国20か国についての理解が非常に高まります。

例えば、「ベラルーシでまた日本人男性拘束」というニュース
が出た時に、本書のベラルーシの箇所を確認することによって、
理解を深めることができました。

一刻も早い、解放を信じております。


5.個別の印象的な内容



P208より、

社会主義は、
 私有財産をなくし国家が財産を管理・運営すること。
共産主義は、
 社会主義の発展版であり国家の管理すらも不要であり、皆で管理すること。

→教科書的には、上記のように区別しているのですね


6.おすすめなのか



学びの大渋滞!だと感じました。

教科書的に歴史を勉強するよりも、
時事ニュースから入り逆引きで歴史をたどる
ような勉強ができる本であり、
すごくおススメです。



ありがとうございました。



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