日々の読書から、おすすめを紹介します。今日は、
メタトレンド投資術 10倍株・100倍株の見つけ方
2025年2月初版
1.著者
中島 聡
早稲田大学在学中に、世界初のパソコン用CADソフトを開発し、
1985年 早稲田大学大学院卒業し、NTTの研究所に入所
1986年 マイクロソフト日本法人に転職
1989年 米マイクロソフト本社に移動
現在は、エンジニア、起業家、投資家
2.どんな期待を持って読んだか
長期投資で利益をだすためには、
10年や20年といったトレンドを理解することが必要だと思っているので、
どのような考え方をすればよいのかを学びたいと思いました。
3.構成
第1章 第3の投資手法「メタトレンド投資」とは?
第2章 「メタトレンド投資」実践のイロハ
第3章 「推し」の企業に投資する
第4章 投資判断のソース
第5章 勝ち切るためのセオリー
第6章 日本株、投資信託、金(ゴールド)、仮想通貨
4.全体的な所感
本書でのメタトレンド投資とは10年や20年というスパン
私のイメージする長期投資とおなじようなスパンであり、
非常に参考になりました。
長期の社会や経済の潮流との向き合い方や考え方
などについての記載が多い上、
言葉遊びのような表現は少なく、
最初から最後まで非常に興味深く読み進めることができました。
欲を言えば、
中島氏の高校生までの思い出なども
もっと記載があってくれたらなと思いました。
5.個別の印象的な内容
P23より、
テクニカル分析は、過去の価格変動しか材料にできない。
つまり、未来を織り込むことも、新しいトレンドの兆しをつかむことも
できない。
P99より、
東芝の株は約5年間保有して売却しました。
そこで得た金銭的な利益以上に、
この投資体験が私にもたらした学び、喜び、そして楽しさのほうが、
はるかに価値があったと思っています。
その経験は、私の投資家としての原点であり、
その後の投資スタイルを形成するうえで、
大きな影響を与えました。
P202より、
文系出身のCEOがやりがちなのが、”数字至上主義”に偏り、
開発の現場を理解しきれないまま意思決定を下してしまうことです。
こうなると、開発の効率や品質が大幅に低下し、
企業全体のパフォーマンスにも悪影響が及んでしまう可能性があります。
6.おすすめなのか
始めから終わりまで内容が濃く、
非常に勉強になるので、
投資に興味を持つ人すべてにおすすめしたいです。
中島氏は、初めて買った東芝株を5年間保有し続けられました、
なぜいきなり長期保有ができたのかを
一歩踏み込んで知りたいものです。
ありがとうございました。
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