2024-08-29

伝説の7大投資家 ~リバモア・ソロス・ロジャーズ・フィッシャー・リンチ・バフェット・グレアム~




日々の読書から、おすすめを紹介します。今日は、

伝説の7大投資家 
~リバモア・ソロス・ロジャーズ・フィッシャー・リンチ・バフェット・グレアム~

2017年6月初版





1.著者


桑原 晃弥

慶応大学卒、業界紙記者などを経てフリージャーナリストとして独立



2.どんな期待を持って読んだか


各投資家の代表的な本は数冊読んできましたが、
改めてコンパクトにまとまっている本書を読み、
通底する考え方などがあれば
まとめておきたいと思い読みました。



3.構成


第1章 「ウォール街のグレートベア」  ジェシー・リバモア
第2章 「イングランド銀行を潰した男」 ジョージ・ソロス
第3章 「百聞は一見に如かず」     ジム・ロジャーズ
第4章 「成長株集中投資の大家」    フィリップ・フィッシャー
第5章 「伝説のファンドマネジャー」  ピーター・リンチ
第6章 「オマハの賢人」        ウォーレン・バフェット
第7章 「バフェットの師」       ベンジャミン・グレアム



4.全体的な所感


期待通りの本でした。

7人全員が地頭がすごくよく、異常なまでの努力家であることがわかりました。
投資家という道を選ばなければ、別の世界で大活躍をするほどの人たちなのでしょう
そんな人たちが、株式投資に面白さを見出し、のめりこんだという印象です。

下記に抽出していますが、
株式投資をすることの意味を彼らがどう考えるのかが、大きな学びとなりました

私は、
自分の人生としての限られた時間を 自分が価値を感じるもののために生きたい
という思いが強まっています
その考えに、彼らの考えも近しいと感じました。

決して、贅沢をしたいわけではないということです。



5.個別の感想


P4に7名の一文でのまとめが記載が全体像を示しているので、
掲載しておきたいと思います。

①ジェシー・リバモア(1877~1940年)
 1929年の大恐慌の引き金をひいたともいわれる「ウォール街伝説の投機王」
 成功と破産を複数経験し、悲劇的な最後を迎えた

②ベンジャミン・グレアム(1894~1976年)
 バフェットの師であり、投資理論家。「バリュー投資」の創始者として知られる

③フィリップ・フィッシャー(1907~2004年)
 数字で投資先を選ぶグレアムに対し、将来の成長性や競争力を重視する
 「成長株投資」の創始者として知られる。バフェットのもう一人の師

④ジョージ・ソロス(1930年~)
 「イングランド銀行を叩き潰した男」とも呼ばれる。「クオンタム・ファンド」を設立

⑤ウォーレン・バフェット(1930年~)
 「オマハの賢人」と呼ばれ、投資以外でも強い影響力を持つ

⑥ジム・ロジャーズ(1942年~) 
 37歳で「クオンタム・ファンド」を離れ、バイクと車で2度も世界中を回った
 「冒険投資家」。新興国市場への株式投資を得意とする

⑦ピーター・リンチ(1944年~)
 マゼラン・ファンドの資産を13年間で777倍へと成長させた伝説の
 ファンドマネジャー。個人投資家には、「アマチュアの利点」を説いている



P61より、
(ソロスがウォール街を目指したのは)金持ちとして贅沢なくらしをするためではなく、  自立した人間として生きていきたいと考えたから
P84より、
(片田舎の貧乏な少年だったロジャーズは)私は自由であり続けたいと思った。  それは都会にでること、海外に行くことだった。自由であるためにはお金も必要だ。
P117より、
(フィッシャー)1945年に、一般投資家向けの助言ではなく、  12人までの顧客に限定したサービスを提供する会社に衣替えした。

→自分も世界に挑戦する10人程度を応援する会社をつくる予定です。
 いい人はたくさんいることはわかっています、
 しかし、世の中を大きく前進するリスクをとれる人、やり遂げられる人は
 ひとかけらしかいないことも理解するようになりました
P177より、
(バフェットにとって)お金は自立を意味するもの。
 お金があれば人生で自分のやりたいことができるという考え方だった





6.おすすめなのか


強くおすすめしたいです。

資産形成に成功し、次に何のために生きるのかを考える
よいきっかけにもなりました。

私は、自分の人生で成し遂げられることはそんなに多くないことを理解しています
だから、世の中に価値のあるチャレンジをしている人とだけ
交流できればよいとも思っています(極論ですね)





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