2024-10-24

地方創生、フランスに学べ【海老原嗣生】


日々の動画視聴から、おすすめを紹介する。

今日は、pivot の【地方創生。これが答えだ!】

です。




Pivotは、経営、テクノロジー、マネー、キャリアなどのテーマを中心に、

多くを学べるチャンネルです。

しかし、動画の量が多いので、すべてを観ることは困難です。


かつて『人事の企み~したたかに経営を動かすための作戦~』を読み、

雇用政策など非常に勉強になる解説と提言をしている

雇用ジャーナリストの海老原嗣生さんの動画です。


彼は、地方創生においても、雇用政策同様の問題が起きていると言います。



【動画の構成(個人的に作成)】


・世界でも異常な「東京一極集中」
・なぜ地方は衰退しているのか
・フランス型の地域癒着構造
・京都の意地悪さ
・外国人材で街おこし
・徴農政
・自動運転レベル4天国へ



【学び&参考になった点】


世界でも異常な「東京一極集中」

・日本の政治家は、心から「地方創生」を希望している。
 それは票につながるから
・日本の多くの政治家は、国民と同じ階級でただの代表だと思っているが、
 世界の多くの政治家は、階級社会であり、上流階級が下級国民を統治している
 と考えている
・日本の政治や政策がうまくいかないのは、悪気がないという点から根が深い
・しかし、戦後ずっと同じようなことを謳ってきたが、実現できず
・世界に類を見ないほどの、人口や大企業の首都への集中が進んだ


なぜ地方は衰退しているのか

・中央政府から降りてきた計画を、地方はやるしかないし、
 裁量や時間もないため、ベストプラクティスを探してまねるしかできない
・成功事例のコピペをするしかない
・昔は、ハコモノを作っていた
・今は、UIターン者を増やし、期限付きの準公務員にさせて人口増をしている
 これは、ハコモノと違い、見えにくいため叩かれにくくもある
・そして、このことを地方も良かれと思ってやっている点が根が深い


フランス型の地域癒着構造

・先進国の政策の基本は「撒き餌」である
・フランスでは、地域が優秀人材を囲い込む構造ができている
グランゼコールという人材育成機関を、地方の商工会が運営し、
 地元のよい人材を地元企業が採用するような仕組みができている
・グランゼコールは、地方大学よりも難易度が高く学費も非常に高いため、
 金持ちか奨学金を得られる人しか通えない
・その奨学金は、地方企業がだし、必要な講座も提供することができ、
 奨学生は、たいていその地方企業の幹部候補として採用されていく

・日本の大学は、世界の優秀で著名は大学に比べて、学生数が多すぎる
・日本は、希望する人を全員、入学させようという流れであるが、
 世界は、品格を重視しており、優秀だったりよい人材のみを入学させたい

・日本の地方国立大学も学生数が多すぎるので、
 学生数をもっと絞ると同時に、
 グランゼコールのような仕組みを地方で作って運営すればよい


京都の意地悪さ

・大企業が東京に移転しない地域は希少であり、京都と名古屋
・産業構造やクラスターがあるという面もあるが、
 京都のオムロンが東京移転の動きを見せた時に、
 京都の企業団体がオムロンに嫌がらせをして移転を諦めさせた過去もある
・企業を東京から呼び込もうとするのではなく、
 企業が東京に出ていかないように工夫するほうがよい


外国人材で街おこし

・まだまだ日本はアジアの国から人気があるため、
 県単位でターゲットとする国を決めて、日本語学校を作り、就職できる企業を用意する
・そして、家族や知り合いにも日本に来るチャンスを与えることで
 地方を活性化できるかも

・アジアの人材は、
  欧米にはレベルの高い人材が行く(これまでもこれからも)
  日本にはレベルの高くない人材が来る(ようになってしまった)
・欧米の大学は、入るのも卒業するのも難易度が高いが、
 日本の大学は、入るのも卒業するのも難易度が低い


徴農制

・欧州は、徴ボランティア制がある
・日本は、徴農制性を導入すればよい
・20歳までに1年間、45歳までに半年間、60歳までに半年間 などと
 複数回で設計すると全年齢が自分事化するはず
・中山間地の狭い農家を「国土保全」目的で、国から金と人を供与すればよい
 (農産物を作る目的だと金を供与しにくいため)


【私の感想】

・地方創生や雇用についても、
 「悪気がない」ということが最大にして最悪な原因なんだと思います

・個人的には、加えて「他責」であることも原因だと思います



ありがとうございます



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